第303話 whoって必要ですか? 🐒



 四月の改編で、短詩型の番組の司会者や選者も、変わったり、変わらなかったり。わがままな視聴者としては、同じ方の継続でよかった~という場合と、え、またこの方に付き合わされるの~?! という場合があり、新メンバーもやさしい感じの方だなという場合と、クセが強くて馴染むのに時間がかかりそうだなという場合が……。


 暴力性が苦手なので、おしなべて言動が威圧的な出演者はちょっと勘弁して欲しいのですが(笑)かといって、落ち着いて控えめなのはいいとしても、おっしゃることがあまりに古くさいとそれはそれで……。この方とはウマが合いそうだとか、頼まれてもご一緒したくないタイプだわとか、勝手な印象を抱きながら拝観しています。



      🌳



 それにつけても思うのは、短歌にしても俳句にしてもつくづく主観的な文芸であること。前期までの選者なら絶対に採らなかったと思われる作品が特選になっていたりするとき、作者と選者の双方が響き合って成り立つ世界であることがあらためて認識されます。それだけに高圧的な上から目線とか一方的な断定とかはいただけません。


 ところで、先日の句会でおもしろいことがありました。拙作について「whoが明確でないのが残念」という否定的な意見と「それゆえに背景の物語が想像できる」という肯定意見が出て判定は主宰に委ねることになったのです。作者のヨウコさんとしてはもちろん後者派ですが、どれが正解ということもないので、果たして。(^_-)-☆




          🌹🍐  🌹🍐  🌹🍐  🌹🍐 




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る