第216話 捩花のわたし(笑) 🌼
そろそろ執筆に取りかかろうかなと思っている連載のつぎの伝記風小説の下書きに「捩花の自分なりの視座で」と打ちこんでから、あらま、わたしったら自分のことをそんなふうに認識していたんだね~と、いまさらながら可笑しくなったヨウコさん。ま、いっか~、自分でひねくれ者と分かっていれば、それはそれでこともなしだし。
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捩花は夏の季語ですが、その捩じれ加減が同じく捩じれた俳人たちの共感を呼ぶらしく(笑)歳時記にも佳句が散見されます。思えば捩じれに捩じれたヨウコさんは、文芸でも人でも複雑な陰翳のないものは好みでなく、捩じれきったものに惹かれる傾向がありますが、それで自ら難を招いて来たかもという気もしないではなく。(^^;
捩花のまことねぢれてゐたるかな 草間時彦
捩花びもののはづみのねぢれかな 宮津昭彦
捩花をきりりと絞り雨上がる 浅田光喜
文字摺草の螺旋づたひに雨の玉 藤枝小丘
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