第135話 ないものねだり 🦌
めったにないことですが、あるテレビドラマを観ていて、うっかりハラハラ。💧
ああ、いいな~、わたしにも男の子がいたら、いまごろ頼りになるんだろうな~。
うつ病で塞いでいても「おふくろ、大丈夫だよ、もうなにも心配しなくていいよ」なんて言ってもらったら、それだけで、ポジティブシンキングになれるだろうね~。
娘たちはどこまで行っても庇護の対象で、かばってもらうわけにはいかないけど、息子がいたら「かあさん、もう若くないんだから無理すんなよ」なあんてね~。💠
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と思っていましたが、ある近代女性の伝記めいた小説を拝読しているうちに、いやいや、それはいたって甘い考えであり、ないものねだりであることに気づきました。
抜群の頭脳で知られたその方でさえそうだったように、うっかり息子の結婚に反対でも唱えた日には互いに相容れぬ親子間で壮絶バトルが展開されたかも知れず……。
そんな事態に立ち至ったら一生とりかえしのつかない責め苦を背負うことになり、どんなに悔いても追いつかないことになるから、やはり要らないです、息子。(笑)
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