あら　あなたたち　しょんぼりしてるわねえ

留守にしている　あいだに　こんなにされて

シルバーのおじさん　忘れちゃったのかしら

ミニ紫陽花は刈りこまないでって頼んだこと

　　　　　　🌿

仕方ないわね　もう元へもどらないんだから

復活を祈るしかないわ　根が丈夫な紫陽花の　

でも　念のため　分身をつくっておこうかな

こうして枝を数本　コップの水に漬けておく

やがて　ヒゲみたいな根が　出て来るはずよ

そしたら　プランターに　移してあげるわね

　　　　　　🌺

寒い冬を耐えて　日にち薬の　一年が経って　

本木になった挿し木は　可愛い花を咲かせた

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい