第53話 それを言っては 😴



 水曜日はカフェの定休日なので、日曜専門だったファミレスに出かけました。

 朝一番の広い店内には毎朝来るらしい老女がひとり、和定食を食べています。


 そのうちに白髪の男性がやって来ました、これまたカフェでよく見かけるお顔。

 中年の男性スタッフが水を運んで行くと「久しぶりだね、どこへ行ってたの?」


 たまのシフトが入っているスタッフはどう見てもバイトなので、??????

 果たして、少し間を置いて「ほかにも仕事がありますから」堅い返事の声。💦




      🍱




 少し肩を怒らせ加減で立ち去って行くうしろ姿を目の端に留めながら思いました。

「フリーランスが働き盛り世代に言ってはいけないことがあるのに、無神経な……」


 朝からのんびり外食をしている高齢者がどう見られているかよく考えなくてはね。

 遅れてやって来た相席の高齢男性は、ジャムがないとクレームをつけていました。


「おれたちは常連だからいいけど、初めての客は気づかないよね、バターだけでも」

 しいっ!! 一所懸命はたらいてくれているスタッフに聞こえますよ、感じわるい。




      💊




 ちなみにヨウコさん、深い事情を知らない人から贅沢と誤解されたりしますが💧

いまだ心が丈夫でないので、毎朝の執筆&作句&読書の時間が安定剤なのですよね。


 なので、生活費を削って家族への応援やカフェ代を捻出していること、ご理解いただければうれしいなと。行きつけのお店のスタッフはみなさん衆知なのですが……。




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