在りし日

湖都

彩月の冷めやらぬ日が我を染む 横歩く君未だ染まらず

 ───彩月いろどりづき


 それが九月のことを指すのだと教えてくれたのは君。


 なんてことのない日々を彩ってくれたのも君。


 想うことの楽しさを教えてくれたのも君。


 想うことの苦しさを教えてくれたのも君。


 きつい西日に照らされながら君は何を思うの?


 そんなことを考える私は君色一色。

 


 


 

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在りし日 湖都 @1203tomato-an

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