第3話


 エマは(何だろう?血が欲しい、血が吸いたい)と思っていた。

エマはすぐにケイトに「血を吸いたいよー」と言っていた。

ケイトは「男の子の血がいいの?」って笑いながら聞いてきた。

私は「はい!」と答えていた。


 私はケイトに案内されて1人で歩いている男の子の首筋にキバを立ててゴクゴクと鮮血を吸っていた。

エマは(血がこんなに美味しいなんて)と、びっくりしていた。

さっきの男の子は干からびて地面に転がっていた。

エマはケイトに「私は人殺しなの?」って泣いていた。

ケイトは「それがヴァンパイアの宿命ヴァンパイアの憂鬱なんだよ」と悲しそうに答えていた。

エマはそれを聞いて(ケイトも私と同じ憂鬱なのね)とケイトを抱きしめてキスをしていた。


 ケイトは仲間のヴァンパイアの男の子とキスをしていた。

私がジェラシーを感じていたら、シャーロットが「だからケイトは皆の物よ、皆がケイトを好きなんだから」と言ってきた。

ケイトは私に気がついて私にキスをしてきた。

私はケイトに「誰にでもキスをするの?」って泣いていた。

ケイトは困った顔をして

「人間の血を吸いに行こう!」って、はぐらかされた。


 今日は女の子の血を吸った。

やはり美味しかった。

女の子は干からびて転がっていた。

エマはケイトに「人間に戻りたい!」ってケイトの胸を叩いていた。

ケイトは「僕だって人間に戻りたいよ、でも、もう僕たちは死ぬ事なんて出来ないんだよ!まあ、牧師と木の杭でも打ち込まれないとね…」と悲しそうに言っていた。


 私は(ケイトが大好きだ初めて会った時から人間と同じ好きという感情…これがヴァンパイアの憂鬱なのか?)

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