第12話

別れての 月日はかくも 流れるや

カタバミの花 咲にけるかも


貴方と別れてから、こんなにも月日は経っていたようだ。カタバミの黄色花が咲いている。

片側が欠けている様に見える、カタバミ。

まるで一つと思えた、心はもう二つに欠けて別れて決して戻ることはない。

こんなに小さくとも、輝ける様な黄色の花がそんな心を慰めてくれる事だ。

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