第11話 別
急に呼び出してなんだ
久しぶりとも言わず。単刀直入にそれを聞かれた
《お前と話に来た。》千石は笑顔になった。
《それだけじゃないくせによぉ》
《1年5ヶ月》《何となく察するわ》
俺はさすが親友とか思い会話をした。
《ところでよぉ》《なんだ?》
《高倉さんに告白はするのか?》
案の定の質問。だが俺の答えは1つ
《告らねぇよ。もし告ってもすぐ死ぬ男だぞ。迷惑だ》千石は表情を変えずに放った
《お前の選択を尊重する。俺はこれでもお前の親友だと思ってるからな》安心したさ。
俺は正解は分からない。この世界にいて
正解なんてないのかもしれない。どんな選択をしても結局結果になる。それが良悪になるだけの話だ。そして、その個人がやった結果を笑ったり引いたりする奴は最低のゴミ人間だ。
やるだけ選択をさせ、答えを自分なりに出させて結果を出したらポイ捨て。世の中なんなその程度なのかもしれない。俺はこういうことが自殺や不登校に繋がるのかもしれない。
1人の個人が決めたことを1人が叩き、また1人叩くそれの無限ループ、メンタルが弱い人からしたら地獄でしかない。何故だろう。死んだら地獄や天国に行くのに死ぬ前から何もしてない人が地獄にいる。なら今の世界に居ないで自殺や現実を逃げる方がマシなのかもしれない。
あの世が残酷だと言うのならこの世界はどす黒いなにかなのかもしれない。《おい。会話するって言いながら無言するんだなんて酷いじゃないかww》おっと千石を無視してた《お前は将来何になりたいんだ?》《俺は医者かな~》
《医者?何でだ?》《大切な人を守るため》
《へぇ~頑張れよ》俺は軽く嘲笑った
将来の夢なんてものは笑われてなんぼだと思う
何故ならそれを叶えた時に大きな達成感と
笑ってきた奴らに見返せる
俺はお前だけにはつたえないと行けないことを伝えた
お前はずっと親友だ。相棒
来世でもその先もずっと親友だ。
俺は後ろを振り返らずに家に帰る。
ただいま。
《お兄ただいま!!》
なんだろうこの安心感もう結婚したい。
いやそれは世間的にアウトか。
《お兄なんか顔キモイよ》
その罵倒でさえ大切に使わせていただきます。
ちゃんと話したの?
この一言を言われた時の反応が困る
話たっちゃ話したと答えるべきか
だが妹はなんも言ってこなかった。
あいつは優しい。
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