第6話 完成

《おい!遊ぼうぜ九条!》

俺の日常はこいつのせいで少し変わった

こいつの名は太田 英語の授業でたまたまペアを組んでからグイグイ来る変な奴だ

《めんどくせぇ 》《はー冷たー泣きそうだぜ》

こいつだぜだせ言う系の奴か。俺からしたらダセダセって感じだが 授業が始まるため教室に戻る。

《少し寝るか…》と言い目をつぶり寝た。

30分くらい寝たら太田に起こされた

《おい起きろ!修学旅行の班決めといたぞ♡》

、、、、、は?修学旅行?なんだそら

《いや聞いてないぞ、》《いや1ヶ月後修学旅行だぞ》なんてこった。だが知っている

なぜなら俺にとっては2度目だからだ

と言いたいとこだが前世は行っていない

今年も行く予定はない。だが班に入ったのは前回はなかった展開だった。と思い遡ると前世は英語の授業をサボり気味だったことを思い出す。

はぁ、、、そういう事か 今年はどうしよう。


放課後になる。

今日は図書室に行かずに普通に帰る。

最近は図書室に行かないことが増えた。前世とは大違いだ。

《帰り道は忘れねぇもんなんだな。》

冷静に考えていたらこんなことを思った。

歩き続けていると捨て猫に群がるバカみたいな女子がいた。《ニャーニャーオ可愛いねぇ》

聞き覚えがあるなぁ。そう陽キャBだ。

スルーして帰ろうとすると目が合ってしまった

《聞いてたか?見てたのか?おい!!!》

《一切聞いてないよニャー》陽キャBは顔を赤らめ自分の胸ぐらを掴みながら言った

《絶対他人に言ったら殺すからな》

はい。言いませんよ。ニャー

《猫好きなんですか?》安直に聞いた

《まぁ、好きだ。でも家族が猫アレルギーで飼っちゃ行けないんだよ》そういう家庭もあるもんなとか思いつつ帰ろうとした。

そしたら陽キャBは俺の腕を掴んできた。

《お前さぁひろちゃんのこと好きなの?》

面白い質問だ当然30年くらい好きだなんて言えないから適当に答えた《あぁ、ずっと好きだ》

だが向こうにはその意思がないらしいと話すと陽キャBは呆れたような顔をしてきた。

《やっぱりあんた陰キャだね》

意味がわからない

《あぁすみません。自分は陰キャですよ。》

陽キャBはもっと呆れて一緒に着いてきた。

《あの、一緒に帰るのはいいけど家近いんですか?》《近いよひろちゃんとも》察した

ひろは俺のことを話していた。

まずこの女の名前はなんだ。陽キャB?

とか思っていたら的をつかれた

《あんたうちの名前わかんないっしょ》

《あなたさんだって俺の名前分からないだろ》

《九条夜》完全に知られている

《すみません。分かりませんよ自分は》負けた気分だ。《うちの名前は豊住京子》初めて知った。この陽キャ女は豊住と言うらしい。

と話してるうちに家に着いた。じゃあさようならと言い帰ろうとすると言っていた

《お前のこと好きなやつもいるかもよ!》

いやそこは名前で言えよと思いドアを閉める

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