第3話 可能性
俺は妹に言った
《俺、1度死んで今日の朝5年前の今に生まれ変わった》
はぁ終わったよ、ゴミお兄様からアニメの見すぎで妄想にまで手を出した頭のおかしい兄になるよ。と考えていると意外な返事が帰ってきた
《それ、本当?》戸惑ったのか不信的な表情でこっちを見た。《あぁ本当だ》こう答えるしかないだろう《良かった。お兄病気になっちゃったなと思ったよ》妹は泣き出した。俺は驚きが隠せなかった。なぜ泣いているのか、不信感はなかったのだろうかと色々な事を考えている間にも妹は泣いていた。《お、おい!なんで泣いてんだ、こんな信じられもしない話》妹は泣きながらも声を震えながらも答えてくれた《だってお兄いつもと違うもん、しかもお兄はそんな嘘つく人じゃないよ!普段のお兄は頭もおかしくて変な笑い方だし陰キャだけど普段からそんな嘘つく人じゃない》おっとと、信じられても信じられなくても頭おかしい認定されてんだ、てか俺そんな笑い方変かなと思いつつ朝日の頭を撫でた。これぞ兄弟愛だと思った。だがこれは主観に過ぎない 朝日からしたら本当に兄弟だと思っているのかとか色々思ったがとりあいず飯が冷めるから飯を食べた。《美味しい?転生お兄》《その呼び方やめなさいそして美味しい本当に美味しい》1人だけ知ってる人ができた。
そして朝日にも疑問がある。《お兄さ聞いていいのか分からないけどどうやって亡くなったの?》そう俺は死んでいる。そんな事転生してる時点でわかる。《まあ知ったんだし言わない方が野暮だよな》《い、嫌なら全然いいんだけどさ、やっぱり気になっちゃうよ。》間違いない。俺が朝日目線になっても気になってしまう
《そこら辺は大まかにしか覚えてない、ていうより覚えていたくないが》と言い数秒時間を置き答えた《病気だ》無表情な顔をしていた妹は絶望するリスのような顔をしていた《え?、、》
生憎親は一言で言うと屑だ俺が生まれた時から病気だったのを知ってて言わなかったらしい。
そして生まれてから余命は20年
だが俺は運良く5年間も生き延びた
25で亡くなったそして今に至る
《今は関係ないから安心しろ》
《分かった。お兄風呂入りな》
はーい。と返事をし風呂に行った
俺は嘘をついた。
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