第4話 強制お泊まり会(2)
「じゃあ次の質問。その見慣れた街ってここか?」
「どうかな。そうだ。ユウの質問メモって後で裏世界行って調べてみるね」
「おお。菊の割にいいこと思いつくじゃん。じゃあ俺が今から言うことを調べてきてくれないか。よく聞いとけよ。調べてきて欲しいこと2、どのくらいの時間裏世界にいれるのかまたクールタイムはどのくらいなのかつまり能力を1回使ったあとどのくらい待つともう一度能力を使えるようになるのか。3、裏世界は途中で出れるのか。ああ。出来れば広さとかも。」
「うう。少なくとも3回は行かなくちゃ行けなさそうだな。」
裏世界に行くのってちょっと疲れるんだよね、そんなことを考えながら窓の外を見た。綺麗な青空に混じって大きな青い炎の渦巻きが見える。
「は?」
(いや、いやいやいや、おかしいだろ。ファンタジーかよ。ドラマ撮影か?リアルすぎる。てか青って。とりあえずユウに。)
「おい、ユウ!外ヤベェことになってるよ!!ドラマかな?!僕こんなん初めて見たぁ!!」
ユウの顔が青ざめる。額に汗が滲んでいる。
「ん?何をそんなに焦ってるんだよw。火事じゃあるまいし、撮影かなんかだろ?」
「救急車呼べ。」
「え?いやい」
「いいから!救急車と警察呼べっつてんだよ!!!」
いつも遊び半分でからかって来る小悪魔、だけど僕の1番の親友の祐介の真剣な怒鳴り声を今日初めて聞いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます