第90話他校からの生徒立花陽奈。
新入生の名前が呼ばれて音葉も呼ばれた。
「ハイ」
音葉も返事をした。入学式はその後も進行して行った。
「以上で入学式を終わります。一同礼」
教頭先生の挨拶で入学式が終わった。こうして音葉もこの学校の一員となった。
入学式が終わりこの日は終わった。
次の日、学校ではずっと授業の進め方や学校での規則。教科書の配布など様々なオリエンテーションが行われていた。そんな中、昼休みの事だった。僕は大地君と駈君と三人で喋って遊んでいた。その頃、渚ちゃんの所ではちょっとした出来事が起きていた。
渚が席に座っていてそこには海咲が立って話をしていた。そこへ一人の少女がやって来た。身長は渚と同等かそれより低め。体格も渚と大して変わらない。髪型はサイドバンヘアーだった。服装はピンクでオシャレな格好をしていた。片側の団子になっている所には赤とピンクのチェックのリボンが付いていて可愛らしい感じの子だった。
「ねぇ。貴方東端の市湊側小学校から来た子でしょう。結構可愛いわよね。勿論私の次だけど。東端の市湊側小学校の子なら私と友達になりましょ。私は立花陽奈よ。ヨロシク」
「うん。友達になりましょう。私は藤島渚。ヨロシクね」
唐突に言われてビックリした渚だったが、ここの学校に来て他校の生徒から初めて声を掛けられ嬉しくて返事をした。
「私は岩瀬海咲よ。ヨロシクネ」
海咲も渚の反応を見て慌てる様に自己紹介をする。
「あなたもまあまあ可愛いわね。私ほどじゃ無いけどね」
陽奈は言う。
「ハハッ」
海咲は上からのものの言いようにムカッとは来た物の気を取り直して苦笑いした。そんな海咲には目も触れず、渚に
「ねぇ渚。あんたと同じ学校から来た石毛大地って子カッコいいわよね。気に入ったわ。私の友達になったんだから紹介してよ」
陽奈は言い出した。
「あんたねぇ。大地君が目的で友達になろうって言ったの」
海咲は言って怒った。陽奈は図星を言われた様だが、平然とした顔をしている。
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