第四章 最強ってなんだろね
第38話 全然終わりが見えないよ!
「壁も主も、一向に出てこないねー」
《ほんとにね》
《かれこれもう二ヶ月進んでるのに》
《下の階層に続く階段はちょこちょこあるのにな》
Sランクになってから二ヶ月たった。
Sランクになったからって特に何かあるわけでもなく、普通にダンジョンに潜って、配信して、咲ちゃんとかやよちゃんとかと遊んだりしながら過ごしてる。
「そろそろ日本の端から端までくらいは行ってると思うんだけどなぁ」
《たまに走ったりしてるからその位は行ってそう》
《広すぎるだろあまりにも》
《もうこの広さなら主を見つけるのは無理ゲーや》
《壁ない説あるぞこれ》
有力だねぇ、その説。
「《
《普通は暇にはならんのよな》
《強すぎ定期》
《もはや天使がぶっ飛ばされてるのが普通に思えてきた》
話しながら、襲ってくる天使を全員消滅させていく。
変わり映えがないからなー………あ、そうだ!
「よし!今から魔法禁止プレイする!」
《なにが『よし!』なのか》
《よしな所ないがw》
《突然すぎる》
《危なくない?》
《近接で戦えるの?》
《それは多分できるんよなぁ》
《
「まかせてよ」
二、三回素振りをして、調子を確かめる。
まあ、普通かな?
《うっわ何の変哲もないただの剣》
《特徴がないことが特徴みたいな剣だ!》
《逆に何かすごい能力ありそう》
「すっごく硬いだけのただの剣だよ?」
《草》
《剣涙目》
《持ち主公認ただの剣ww》
《硬さに全振りしてるって事?》
《硬いだけは流石にハズレ武器なんだよね》
ハズレ武器だと私も思うよ。だって切れ味普通だし。なぜか研ぐとかできないし。
「これは剣というよりも、こう言う形の棒として使うのが正解なんだよね。たぶん」
そう言いつつ、天使を殴って消滅させる。
《つっよ》
《こう言う形の棒w》
《うーんこれはバグ》
《パワー!!》
《ヤー!!》
《パンって音して草》
とは言ったけど、流石に剣を棒扱いは可哀想だから。
「剣で切る練習のために出したから、もう殴らないんだけどね」
できることは増やした方が良いって誰かが言ってた気がする。
めざせ武芸百般!
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お久しぶりです。前回からこんなに空いた言い訳なんですが、現在新しい話を作ってまして………思いの外
新作はまだまだ書き終わらないので、更新が遅くなる可能性があります。出来るだけ早く更新できるようがんばります。
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