第26話 しつもん!④

「わたしは、さっきも説明した通り、スキルが一つしかない不形定まらぬカタチで、当然、魔法系スキルは一切持ってません!で、魔法を使える理由なんだけど、物すっごく単純な理由だよ。多分、あてられるんじゃないかな?」


《お、クイズか?》

《マカセトケ》

《元々人だから実は持ってます、とか?》

《なら種族強調せんて》

《チート級の魔法武器使ってるとか?》

《スキルなしで使ってるとか?》

《気合い》

《理由なんてねぇよ》

《脳筋おるがw》


「魔法武器って予想した人惜しいね。確かに、そういうこと出来る魔法武器はあるよ。ま、でも今回は違いまーす!」


 目の前でバッテンを作る。


《かわいい》

《急に可愛い》

《不意打ちはずるいっすよ…》

《背景との落差で風邪引いた。看病してくれ》

《俺に任せろ》

《おっし将来の夢医者だった男が直ぐ行くぜ》

《やめてくれませんか?》

《草》


 急に覚醒したな。なんで?


「はい、正解は、もう出てます!正解はぁ………『スキルなしで使ってる』でした!」


《?》

《ははは、んな気はしてた》

《まじで?》

《流石に違うと思ってたわ…》

《あれって人間じゃまだ早いんじゃなかったっけ》

不形定まらぬカタチだからいけた説》

《あるな》

《それだ!》


「脳のスペックとか、不形定まらぬカタチ形態でも人化形態でも、人だった頃も変わらないよ?」


《え、つまり人だった頃からスキル要らなかったウーマン?》

《つまり化け物?》

《つまり化け物》

《もう驚き疲れた》

《すごごごごごごごご》

《壊れた奴いるやん》


「スキルなしで使う時は魔力の動かし方と魔法とはなんなのかを感覚的に覚えようね!」


《はーい》

《どうやってその感覚知るんですか?》

《そらお前、魔法の中にでも入ればええんや》

《それ俗にいう自殺行為》

《ポーション片手に突っ込むか》


「死なない程度に頑張ってね。じゃあ、次の質問に行こっか!」






「じゃあ、みんな、見てくれてありがとー!またねー」


《ばいばい!》

《おつかれ!》

《おつ〜》

《次の配信楽しみに待ってる》

《とても、とても有意義な時間でした》

《いろんな意味で疲れたわ》


 大体4時間くらい配信して、終わりにした。それなりの数答えたし、見てる人も疲れてそうだったからね。


「ふう、疲れたな〜。というか、この階層果てってないのかな?ずっとまっすぐ進んでるのに」


 配信してた場所は181階層。雲の上のような階層で、その雲が遥か彼方まで続いてる、天国見たいな見た目だ。出てくるモンスターも天使だったり鳥だったり、空に関係するような奴しかいない。


「んー、主倒すか果てに着くまで、しばらくは配信はこの階層でやろー」


 さー、帰宅きたく!


————————————————————

6000pv&作品フォロー100人突破、ありがとうございます!

初配信は終わりです。

近いうちにフォロー100人記念の話を書こうと思います。

それと、今回から最後に何かしらの一言二言書こうと思います。

最後に、もしもおもしろい!と思ってもらえたなら、♡、☆、フォローをお願いします!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る