短編集―紅魔館は本日も平常運転 (フラン・レミリア編) ―
「500-495=5」
わたし達2人の合い言葉。
お姉様とわたしの合い言葉。
そして、
――わたし達スカーレット家の、
《絆の証》。
この5の違いが、
わたしの、
お姉様の、
――唯一無二にして、
――決して
――絶対にして絶大な、
――強大な、
――
「ねぇ、お姉様」
「何? フラン」
フランが無言でわたしを見つめた。
見つめ続けた先に見えた、
その運命。
わたし達2人の、
そして、
――わたし
「――今日も、楽しい1日だったね?」
「……そうね」
きっと、明日はもっと楽しい1日になる。
きっと、明日はもっと愉快な1日になる。
そして、
きっと、
きっと、
――きっと……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます