8.同人誌サークル『あの夏の平行線』結成秘話

『あの夏の平行線』とは、雨虹みかん、青葉、葉羽、藤石かけす、三嶋悠希、緑山陽咲で結成された文芸サークルであり、文学フリマ東京37(2023年11月11日開催予定)にて出店する予定だ。

 このサークルはどうやって結成されたのか。今回のエッセイではその経緯を話そうと思う。





 私は元々自分の小説で本を作ってみたいという願望があり、それを悠希くんに話していた。そして自然と一緒に同人誌を作る流れとなっていた。

 これで今回のエッセイは終わりである。となってもいいくらい軽いきっかけだったのだ。しかしこれではエッセイが短くなってしまうのでもう少し書こうと思う。

 2023年1月9日に私はあるtwitterのアカウントを見つける。それが「海中時計(@kaityu_dokei_)」のアカウントだ。海中時計さんは文学フリマ東京35(2022年11月20日開催)で出展された、カクヨム甲子園で出会った総勢13名の元高校生による文学サークルである。

 私は「カクヨム甲子園2018で出会ったメンバーで同人誌を作った」という事実に衝撃を受け、感動してしまった。私は気が付くと、海中時計さんのメンバーであり、カクヨム甲子園2018ショートストーリー部門奨励賞を受賞された石井腕さんにDMを送っていた。そこで私はサークルがいつ結成されたのか、そしてどのようにしてメンバーが集まったのかなどを聞いた(突然DMを送ったのにもかかわらず快く話を聞いてくださり、そして丁寧に質問に答えてくださった腕さんにはとても感謝しています! ありがとうございました!)

 この一件から私の同人誌制作への想いはどんどん膨らんでいった。「作りたいね~」と軽い気持ちで悠希くんとふたりで話していたことが、いつしか「メンバー増やそう」、「テーマは何にしよう」とどんどん現実的になっていった。

 ある日、葉羽ちゃんと悠希くんと私の3人でスペースをしていたときに、同人誌の話になり、私たちは葉羽ちゃんを誘った。葉羽ちゃんがやりたいと言ってくれて、その日にサークルのメンバーは3人になった。そしてサークル名とテーマが決まった(サークル名の由来やテーマの理由は「あの夏の平行線」のアカウントでいつかツイートしようと思う)。その後、陽咲くんと悠希くんと私でスペースしてたときに陽咲くんを誘った。そして生まれたのがあの「うさぎパン」である(「うさぎパン」についてはエッセイを全部読んでくれているひとはわかるだろう)。そして授賞式後に青葉ちゃんが同人誌に関するツイートをしていたので誘い、かけすさんが「私もやりたい」と言ってくれたため、2人がメンバーに加わった。こんな感じで雨虹みかん、青葉、葉羽、藤石かけす、三嶋悠希、緑山陽咲の6人が集まったのだ。

 現在は出店の手続きを終え、寄稿する作品作りを各自進めているところだ。「あの夏の平行線」の情報はtwitterのアカウント(@parallel_summer)でお知らせしていく予定なのでぜひチェックしてみてほしい。

 私の吐き出した小さな願望から始まった同人誌制作。一緒にやると言ってくれた5人、本当にありがとう。良い作品を作るので楽しみにしていてほしい。





 次回のエッセイでは、カクヨム甲子園2022受賞後のことについて話したいと思う。タイトルは、『カクヨム甲子園がゴールじゃない!』。お楽しみに。

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