6.オフ会計画とオンライン授賞式

 陽咲くんのTwitterのプロフには「オンライン授賞式になってしまったため、受賞者のみなさんと会ってみたいと思いアカウントを作りました」のようなことが書かれていた(記憶が曖昧なため違うかもしれない。陽咲くんごめん!)。私はすぐにフォロバし、DMで話した。そこで私が繋がっていた受賞者と陽咲くんを繋げて、オフ会の計画を立て始めた。LINEのオープンチャットのグループを作り、計画を立て始めたが、Twitterをやっている受賞者にしか話が伝わらないのはよくないということで、オンライン授賞式の際にTwitterをやっていない受賞者にも声をかけることにした。


 ここからミニエピソードを紹介する。陽咲くんと出会ってから、陽咲くんと悠希くんと私でスペースで話すことも増えた。ある日、陽咲くん、悠希くん、葉羽ちゃん、私でスペースをしようとしたところ、スペースの調子が悪かったためLINEを交換してグループ(名前は「うさぎパン」)を作り、4人で通話をした。通話をしながら自分の顔が出ている写真を送り合い、顔を知った。その後も話したりビデオ通話をしたりして楽しんだ。これが後の同人誌のグループの始まりになるということはまだ秘密。次回以降のエッセイで話します。


 そしてやって来た3月末(高校は無事に卒業できました!)。待ちに待ったオンライン授賞式だ。


 賞品のAmazonギフト券、図書カード、賞状、盾、さらにオンライン授賞式のためのお弁当が家に届き、準備は万端だ。Googleミートで行われたのだが、カメラをオンにするかオフにするかは各自に任せられていたため、Twitterでは顔を出すか出さないかと、お弁当をどのタイミングで食べるかが話題になっていた。私は顔を出す気満々でいたため、上半身だけスーツを着て(下半身はジャージ)、バッチリメイクをきめた。

 そしていよいよ始まった!(思い出してテンションが上がっている雨虹)

 受賞者と偉そうな方々がどんどん参加してくる。その間にうさぎパンのグルで会話をすることで緊張をほぐしていた。

 そして気づいたことが1つ。

 

 誰も顔を出していない!

 あと、お弁当いつ食べればいいんだ!?


 偉い人だけ顔を出していて受賞者は私も含め誰も顔を出していなかった。私は完全にタイミングを失ってしまった。

 このまま終わってしまうのか!

 そう思ったが、大賞受賞者スピーチで、トップバッターだったしがないくんが顔を出したので「いいぞいいぞ! このままみんな流れに乗れ!」と思ったことを覚えている。その後、ショートストーリー部門大賞の悠希くんも顔を出していた。

 正直なことを言うと、私は緊張していて(スピーチも何もない私が何を緊張するというのか)2人のスピーチの内容はあまり覚えていない。しかし、2人のスピーチが素晴らしかったことは覚えている。

 2人のスピーチが終わると、佐野徹夜先生との交流会が始まった。事前にアンケートで送った質問を先生が答えてくださると言うものだ。初めに取り上げられた質問は、なんと私の質問だった。丁寧に答えてくださった後に、運営の方から「それでは、雨虹みかんさん、感想をお願いします」と言われ、私が話すターンが来た。パニックになったまま私はカメラをオンにした。緊張しすぎて固まってしまい、あたふたした顔がしばらくの間みんなのパソコンの画面に映し出された。私はどんな感想を話したのか全く覚えていない。よく分からないまま私のターンが終わってしまった(そしてその後、私に便乗して顔を出す受賞者が続出することを予想していたが、顔を出したのは確か悠希くん、ロングストーリー部門奨励賞の藤石かけすさん、陽咲くんだけだった)。ロングストーリー部門奨励賞の成田莢さんの声が綺麗だったことが印象に残っている。


 その後休憩を挟み、1番楽しみにしていた受賞者同士の交流会が始まった。

 初めにショートストーリー部門の受賞者とロングストーリー部門の受賞者で部屋が分けられ、その後はランダムで部屋に分けられた。みんな緊張していて沈黙が続くこともあったが、オフ会の話はすることができた。Twitterをやっていないショートストーリー部門奨励賞の一縷望くんとお話できたのが良かった。

 こんな感じであっという間に2時間がすぎ、オンライン授賞式が終わった。終わった後に私はなんだかうさぎパン(当時のメンバーは、三嶋悠希、緑山陽咲、葉羽、雨虹みかん)と話したくなったので、うさぎパンとLINEのビデオ通話をした。そこで悠希くん以外の3人が食べ終わっていなかったお弁当を食べた(悠希くんは完食していた)。

 うさぎパン二次会も含め、オンライン授賞式は良い思い出となった。


 次回はオフ会レポートです!

 

(つづく)

 

 

 

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