2.カクヨム甲子園との出会い

「自作の詩を小説化させたら面白いのではないか!?」と考えた私は、4時間くらいで『帰り道』を執筆すると、すぐに仲の良い幼なじみにメモ帳に書いた『帰り道』のスクショを送った。すると、その子は『帰り道』を小説投稿サイトに投稿することを勧めてくれた。


 私は小説投稿サイトについての知識がなかったため、すぐにネットで調べた。するとカクヨムというサイトがあることを知った。その時は高3の夏休みで、丁度カクヨム甲子園2022の応募を受付している時期だった。そう、受験期真っ盛り中! 私は、受験勉強をするはずの高3の夏休みを創作をして過ごしたのだ。傍から見れば、怠けて見えるかもしれない。しかし実をいうと、勉強する余裕がないほど高3の夏の私の精神状態はギリギリだったのだ。夏休み前に半分不登校になっていて、高校を辞めることも本気で視野に入れていた。生きるだけで精一杯だった。そんな私は創作をすることで精神を保っていた。


 話を戻そう。


「投稿ができて、同時に小説賞にも応募できるなんて最高じゃん!」


と私は目を輝かせて、中2のときに角川つばさ文庫小説賞に応募したときと同じペンネーム「雨虹みかん」でカクヨムとTwitterのアカウントを作り(せっかく投稿したなら人に読んでもらいたいと思い、宣伝する目的で作った)、すぐに『帰り道』を投稿し、カクヨム甲子園2022ロングストーリー部門に応募した。


 後にカクヨム甲子園2022ショートストーリー部門奨励賞を受賞することになる『文房具コーナーから始まる文通』も高3の夏休みに生まれた。それは次のエッセイで詳しく話そうと思う(今回は短いが、その分次のエッセイが長めなのでお楽しみに!)。


(つづく)


※『雨虹みかんの日記帳』の『私が創作をする理由』より加筆修正


 


 

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