もしも明日
空が赤い、今何時くらいだろうか。
僕はくたびれたサラリーマンのようにベンチに腰掛けた。
目を瞑って今日一日あったことを考える。
午前中は読みかけの漫画を全て読んだ、そのあと友人と胸を張って言えるような間柄の人間と少し話をした。
その後、外の景色がみたくなって散歩をすることにした。
そして隣に座る彼女に質問を投げかけられた。
もしも明日死ぬとしたらどうするか、なんてそんな事今考えても意味が無いだろう。
──もしもの話だよ。
そうだな……あと24時間もあるなら、色々できるだろうな、映画なら大体10本前後は見れるし、まだまだいろんな人と話せる。
いやぁ意外と今日と同じように過ごすかもなぁ。
目を開き、先程よりも赤く染まる空を見つめた。
あとものの数分で地球は終わる。
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