第5話 食べる冒険!猫耳妻が織りなす料理の【地獄と天国】

万年、金欠で病弱の幼女パンツを履いたハマー。昨日から居候していきた自称美少女猫耳妻の黒猫亜衣との初夜はハマーの熟睡で終わった。ハマーは、彼が生まれてきてから今までの27年間、結婚歴どころか彼女もいたことはない。だから、彼の口癖は「なんでも好きなようにさせてくれる嫁さんが欲しいなー」だった。かなり、自分勝手な欲望である。まあ、呟くように、囁くように言っているので誰も聞いてはいないが。


そんな、欲求不満だらけのハマー。目の前に胸が大きくて、身長は150cm程度。目はぱっちりのアクアブルー。セミロングヘアーの茶髪。メイド服がよく似合う。唇は潤っていて、すぐにでも奪いたくなる。しかも巨乳!ロリ巨乳好きのハマーにとってはこれ以上ない女性であるのは間違いない。しかも関西弁の使い手。よく、居酒屋でのサラリーマンのトークで「どんな女性が好み?」と言う話をするときに「方言の女の子ってなんか可愛いよね。」ってワードが出てくるが、まさにそのタイプの女性。それが「黒猫亜依」のルックスであった。


ただ、中身は残念。童⚪︎のハマーですらドン引きさせるぐらい「エロめいど」だったのだ。「私の母乳のむ?」とか「触らせたろうか?」と言うワードをいきなりぶっ込んでくる。しかも、自分の胸を押し付けて。たまに、さりげなくハマーの股間もお触りする。いわゆる逆セクハラ。男女逆なら「DV」で訴えられても文句言えないレベルである。


しかも、昨日知り合ったばかりなのに亜依はまるで「何十年も連れ添っている仲のいい夫婦」のそれと同じようにボディタッチが激しい少女であった。いや、100歳超えているので老女であった。


朝もさりげなくお出かけ前の「接吻キス」もさりげなくかわした。別に受けても良かったのだが、「なんか危険。知らんけど」と思い亜依が目を閉じ、口をすぼめている間にさっと抜け出してきた。


その為か、予定よりも10分早く最寄駅に到着。乗りたかった急行電車の1個前の急行に乗ることができた。時は金なり。目的地付近でゆっくり缶コーヒーをコンビニ前で飲む時間ができた。


最近、このコンビニで発売されたばかりの缶コーヒー。Bassシリーズである。今までは金色の缶が主流だったが、最近は「コンビニ限定」商品で、赤のエスプレッソコーヒーである。苦味の中に僅かな甘みがあるハマーが気に入りそうな味である。ほぼ、人生で初めての缶コーヒー体験問いこともあり。

「なんか初めて大人っぽいことしたなー」

ってワクワクしてきた。


そんなワクワクはすぐに消えた。なぜなら、亜依の姿が思い浮かんだからだ。

「無理やり亜依に結婚押し切られたんだけどなー」

「亜依って可愛いし、細かいところに気づくし何よりロリ巨乳!今までの俺ならすぐに結婚してやっちゃうところなんだけど。なんか胡散臭いんだよなー」

「でも、あれ以上話を断っても諦めなかっただろうしなー」

「唯一の救いといえば『婚姻届』を出していないこと。」

「なんとなく、婚姻届を出さずに様子見てみようかな?」

「亜依、割とちょろくて抜けてそうだから。なんとなくやり過ごすしかないか。」


あまり乗り気ではない。と言うより亜依に警戒心たっぷりである。


「とりあえず、仕事を探さねば。」

「失業保険、感染症の特別補償とやらであとさらに半年ぐらいもらえそうだから。さりげに亜依の前からいなくなる作戦で行こうかな。」

「これじゃあ、まるで『夜逃げ』だなwww」


そんなことを考えているうちに、ハローワークに到着した。ハマーはハローワークに「失業給付」を受け取りに行っていた。実は、運よく体調が比較的良好で一年ぐらい契約社員で働き続けられたことがあった。腹痛問題が一時的に解決できたのだ。しかし、彼の「働きに行く」目的の一つ「嫁さんを見つける」は達成できなかった。

なぜなら、そこの職場というのもいわゆる「オカマバー」だったからである。危うく店長に穴を掘られかけたが、ハマーも甲賀忍者の末裔。うまく隠行の技術で危険回避できた。


オカマバー「お花摘みに行っていいですか?」の事務職として勤務していた。勤務し始めて約1年後。やっぱりお腹の状態が悪くなって辞めざるを得ない状況になった。しかも、彼が辞める丁度1ヶ月前に大きな感染症がパンデミックになっていた。ハローワークの感染症の失業対策で給付が延長になったのである。


「今月は比較的体調いい方だったから。なんとか2回就職面接してもらった。結果はアレだったけど。今回も失業給付はなんとかもらえるかな。」


やっとハローワークの玄関前についた。まだ、オープンまであと10分あるというのに、ハマーの他にも10人ほど並んでいた。失業給付の継続申請の日はそれぞれ決まった日付があるので、「その日」でないと受け取れなくなるのだ。それで、しばらくの生活費を賄っている家庭もある。ある意味お給料と同じである。


「俺、行列に並ぶの苦手なんだよな。まだ、こんなに待たないといけないのかって憂鬱になるんだよな。」

「早く終わらせて、早く帰りたいな。待っている間、書類の確認っと」

ハマーは、失業給付の継続申請に必要な書類を確認し出した。これがないと申請は通らない。ダイヤモンド紙おむつ(大人用)の着用で体調及び体力はかなり強化された。でも、先立つものが心許ない。失業等給付がないと彼は飢えてしまうのだ。


「まあ、この幼女パンツ、元い、紙おむつのおかげで紙おむつ代も浮かせられる。」

「親もなんで、紙おむつ代だけきっちり仕送りしてくれているのかさっぱり分からん。しかも、俺が引きこもったと同時に。なんかある気はするが、ずっとトイレの住人だったからな。」

「あー、そういえばこの紙おむつなんなんだろー。亜依が知ってそうな感じだったけど。帰ったら聞いてみよか。」

「でも、俺、正直亜依苦手なんだよな。帰ったら、襲われないように隠行の術をフルで使用しておこう。」


スマホの時計を見ると「9:59、そろそろだな。」

「5、4、3、2、1」


10時ちょうどになると、ハローワークの扉は開かれた。ハマーは臨戦体制で大きく見える建物の中へと吸い込まれていった。


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一方、ハマーに「おでかけの接吻キス」を交わされご立腹のご様子の亜依。この少女は見た目は17歳。しかし、その正体は100歳超えである。


「もー、信じられへんわ。こんな美少女が迫ってるのにスルーしやがって。普通、押し倒して襲うところやろ?」


「🎵▶️p fkpjykjmn?!」


なんでそんないきなりそんなぶっ飛んだ思考になるのか分からないが、おそらく、17歳の少女姿の者が言うことがないであろう放送コードに引っかかりそうなワードを大声で叫んだ。


「ああ、そんなことしてる場合やなかった。」

「新妻の仕事の一つと言えば、お料理やな」

「はろーわーくって午前中だけで終わるんやろか?お昼ご飯には帰ってくるって言ってたから、いっぱいご飯作ってご主人様驚かせたろー。」


勝手に妻を名乗ってるだけあって、家事は完璧。封印前に一通りの花嫁修行は終了済みである。


「He need more power!」

「あのパンツでご主人様は強化されたから体調を崩すことはないやろうけど。それでもあの紙おむつって完璧やないんよね。」

「副作用もあるし、何せあれは私の分身体みたいなもの。自分の弱みを握らせるみたいで嫌なんやけど。今度のご主人様は結構優しい人やから100%信じてみよっかな。」

「前のご主人はひどい奴やったからな。あの時のペナルティの清算もまだや。いつくるか分からんからなー。今のご主人様が帰ってきたら、話さなあかんなー。」


さっきまで、ワクワクしていた亜依が渋い顔に変化した。どうやら、彼女にも黒い過去があるようだ。


「あかん、あかん。ウチは黒猫メイド。ご主人様のために仕えることを運命付けられた女や。気持ち切り替えて今やるべきことをやらな。」

「帰ってきたら、ご主人驚かせな。あと、今日はご飯にこっそりこの媚薬を混ぜてやろう!」


自分の欲望も織り交ぜながらも主人である幼女パンツを履く変態男のためにご飯を作り始めるのだった。

「ガタガタガタ。ぼん」


亜依のお料理は始まる。本当に食べられるものを作っているのかどうかは不明。キッチンというより研究室だった。食材を切ったり、茹でたり、出汁を撮る代わりに怪しげなお薬を取りだたりして食材と一緒に煮込んだりした。


「これにこれをこうやって入れて…。あと、私の…も入れて…」

「これで、ご主人様は情緒不安定になるはずや!」

「あとは、これとこれを煮込んで。あっ、煮すぎて食材が崩れてもうた。」

「じゃあね、この薬を使って私が欲しくなるよに調整し直さな。」


見た目は普通の料理を作っているはずなのに、完全に罠を作っているようにしか見えない。ハマーはこのカオスな状況を乗り切ることができるのだろうか?


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一方、ハローワークでは

「やっと、面談終わった。でも、今日の担当のお姉ちゃん、綺麗な人やったな。」

「いやいや、見惚れてる場合じゃなかった。」

「このパンツのおかげで体調が良くなってるけど、副作用もあるはず。多用はNGだと考えると。今のうちにハローワークで情報集めして『就職活動の実績』を作っていかないとな」


失業給付では、1ヶ月に1回申請のための面談がある。次の面談までに「就職活動の実績」を2回作っておく必要がある。完全に自己申告で実体がなくて、嘘の申請をしてもバレることはない。でも、ハマーは「下手に嘘をつくより、簡単にできる実績を作っておいた方が後々辻褄合わせをしなくていい分、楽だ」と考えていた。


なので、ついでにハローワークの職業の相談窓口で「相談」しに行くのだ。今日は「面接での不安」と言うことで相談窓口へ。「あのー、就職相談を受けて欲しいのですが。」

「あー、ハマーさんですね。」

「(あっ、今度ははげたおっさん)。」

「(んー、やっぱり可愛いお姉ちゃんの方がやる気出るんだけどな)」

「今日の相談はどんな内容でしょうか?」

「実は、今度はこの業種で就職を考えていまして。それで、面接対策をしたいんですが。業界研究が捗らないんのでアドバイスをいただければと」

「その業界ですね。」

淡々と、相談窓口の男性からの説明を受ける。


「このおっさん、話長いなー。早く終わらないかなー」

「まあ、ハローワーク自体大した求人ないから就職活動の実績を作るのと失業給付をもらう以外にあんまり使い道ないのよね。」そんなことを思いながら、時計の針は30分進むだ。やっと男性相談員の話が終わった。


「ありがとうございました。とても参考になりました。」


長い話に疲れたハマーは、笑顔で男性にお礼を言ったあと帰宅の途についた。

「ん〜、あの感じだと亜依、なんか仕掛けてくるな。」

「大方、食べるものに仕掛けてくるだろう。」

「あんまり、この薬を飲みたくないんだけどな。」

「とりあえず、いつもの半分ぐらいにしとけばある程度のことは凌げるはず。」

亜依の企みはバレバレだった。


残念、ここで新妻少女の思いは絶たれたのである。


自宅では、罠もとい、お昼ご飯をたくさん用意して亜依は待っていた。

「ご主人様、早く帰ってこないかな❤️」

「お腹空かせてるやろうから、たくさん食べてもらおう」

出来上がった料理の上に怪しい色の液体の薬物と思われるものを醤油がわりこれでもかってぐらいにかけた。


このあと、ハマーは帰宅するのだが、悪夢を見ることになるのだった。

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太陽は一番高いところま上がっていた。しかし、お日様の姿が見えにくい。雲が広がり始めたからだ。午後からは雨が降るどうだが、まだ降りそうな気配はない。


「そういえば、今日は傘を忘れていた。」

帰り道を急いだ。


最寄駅に着くと、全力疾走で家の前まで。約10秒で到着した。駅から自宅まで近いのである。というか、駅前に自宅がある。


「ただいま」

「おかえりなさいませ、ご主人様」


亜依は玄関先で正座をしながら頭を下げた。亜依はハマーが自分の胸の谷間が見える角度まで頭を上げる。


「(亜依、案の定仕掛けてきたな。これは絶対なんか仕掛けてきている。こちらから探りを入れてみようか。)」

「ただいま、亜依!」

「なんかいい匂いがするね。」

「うちのことか?」

「うん、亜依もいい匂いだよ。でもなんか美味しそうな匂いもする。」

相変わらず、自分のことのアピールも忘れない亜依。甲賀流忍者と伊賀流忍者の馬鹿試合ならぬ化かし合いが始まった。


「美味しそうな匂いするんだけどな。明らかに怪しい匂いがする。多分、伊賀忍者の里に伝わる媚薬?」

「やっぱり、帰ってくる前に甲賀の里の秘薬を飲んでて正解だったな。多分、乗り切れるはず。」


ハマーは準備万端だった。予測通り、亜依は「食べ物」に罠を仕込んでいた。


「ご主人様、お疲れでしょう。お昼ご飯沢山ご用意したのでこちらへどうぞ!」

借りてきた猫みたいに口調まで変わっている。関西弁ではなく標準語に変わった。

「(こいつ、本当に伊賀ものか?表情わかりやすすぎだろ。)」

明らかに何か企んでいる顔の猫耳少女。


「(でも、もう少し捻って欲しかったな。なんで、大量にパスタオンリー?流石に、俺、こんなに食べられないよ!)」

なんと部屋に入ると一面、ミートスパゲッティを盛られた大皿だらけ。

「俺のうちに大皿なかったはずなんだけど」

「それな、うちが持ち込んだんよ。」

彼女は自分の風呂敷を指差した。


「そんなのいつ持ってたんだよ。」

「ひ・み・つ・❤️」

「ひ・み・つ・❤️じゃねーよ」

「まあいい。せっかく作ってもらったから冷める前に食べよう。」


量はともかく、味は最高。変な薬が入ってるのを知らなければ、シンプルに食事として楽しめるほどの出来である。しかも、最近駅前にできたパスタ専門料理店のそれよりも美味しい。


「全部ミートスパゲティかと思ったけど。これはペペロンチーノか。」

「意外といける。美味しい。」

「ご主人様、意外とは余計やわ」

「ごめん、ごめん。亜依がここまで料理得意やったとは思わなかったからね。」

「ああ、ええで。もっと食べててやー」

「食後にデザートもあるでぇええ」


食後にデザート?そんなものを作っていた素振りはなかったのだが。亜依はデザートがあることをハマーに伝える。


「デザートって何」

「それはこれを食べ切ってからのお楽しみ!」


いつもは、お昼ご飯自体食べることが珍しいハマー。お腹が空いていないわけではない。お昼が一番お腹の調子が悪かったのだ。しかも腹痛だけではなく吐き気も伴っている。たまに調子がいい時でも、コンビニの弁当が関の山。


ちゃんとした昼食は8年ぶりに食べたのだ。


「ご主人、大丈夫?」

「何が?」

「何にもない!」

「そうかー」


「(ご主人様、なんでまだ普通なんやろ?普通やったら、食べた瞬間私を押し倒してしまうはずやのに)」

「?????」


「(やっぱりな。あれは媚薬だったか。とはいえ食べないと、コイツ不機嫌になってめんどくさいことになる。それに、久しぶりのまともな昼食。秘薬を飲んでいて正解。量はちょっとあれだが、それはお腹がいっぱいとか言っておけばいいだろう。)」


ハマーは小さくガッツポーズをした。これは完全に勝利した。猫耳少女の面目を保ちつつ、彼女の企みに屈しない。


「あー、美味しい。亜依、久しぶりに美味しいご飯食べたよ。ありがとう」

「あ、あぁ、ええで。ご主人様に喜んでくれて…う、うちも、嬉しいわ。」

少女の笑顔が引き攣ってきた。


自分が作ったご飯を「美味しい、美味しい」って食べてもらえるのは嬉しい。新妻として。でも、彼から自分を襲わせて既成事実を作る。そんな企みをして即効性の媚薬を仕込んでいたのに。しかも、ありったけの量を。うんともすんとも言わない。もはや、ハマーは「萌え死に」するレベルの媚薬を摂取していることになる。


「(うちの色気が足りないんかな?さりげなく、中はノーパン、ノーブラにしてみたんやけどな。帰ってきてからご主人様、全くうちの体を見ようともしてくらない。)」


「どうした。なんか俺の顔についてるか?」

「う、ううん。『美味しい。美味しい』ってうちの手料理を食べてくれてるご主人様の顔を見てると嬉しいなーって思って。」

「(ふふふふ。俺には通じないのだよ!亜依。君が何か仕掛けてくるのは予測済み。その上で秘薬を飲んでいる。完全に俺の勝利。とはいえ、君はよく頑張った。完全に君にコントロールされるつもりはないのだよ!)」


そう、心の中で高笑いをする。

早くも半分ほど食べ終えたハマー。


「あと半分で終わりだー」


そう思っていると急にお腹に違和感が。

「あれ?俺、あの紙おむつはいてるよな?また、お腹が不穏な様子に…」

「痛テテててて。」

「どうしたんご主人」

「お腹が痛い!」

「もしかして…」

「どうした、亜依?」

「なんでもないヨ」

「なぜ、片言なんだ?」

「気のせいだヨ」


「(あー、媚薬の量間違ってもうたかな?)」


「とにかく、トイレ行ってくる!」


そう、ハマーの腹痛の原因。「食べ過ぎだった!」

ダイヤモンド紙おむつ(大人用)の特徴は装着者体調を強化する。しかし、限界はある。「食べ過ぎ」には対応できないのである。


「そういえば、あの紙おむつ食べ過ぎには対応してなかったんやったわ。テヘペロ」


知っていたはずの亜依だが、忘れていたようだ。その後、1時間ほどトイレの住人になるのだった。

「お帰りなさいご主人様」

トイレの空間そのものが、黒猫亜依のようだった。

「俺としたことが…お腹の調子が良すぎてやりすぎた。」


「大丈夫か?ご主人様」

「だ、大丈夫?だと思う」


なんでも、限度がある。どんなに良いこともやりすぎると良くないのだ。


例えば、ネトゲ。楽しいし、友達も増える。しかし、やりすぎると時間が溶けてしまう。そのうちにネトゲ廃人になってしまうのだ。


だから、どんなに楽しいことでもやりすぎは注意。お薬も度が過ぎれば毒になる。そんなことを忘れていたために起きた悲劇である。


しかし、ハマーの悲劇はトイレから出た後にも起こるのだった。


(第5話終了)





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