第39話 カクヨムに関して独自に紹介して見ました!
◎今回の読書会参加者
・加納友美
動物と話しが出来る大学一年生。
どんな状況や作品にも、なりきりスキル発動により対応可能。
・カラスのカラッチ
クールなカラス。解説役。
・伝書鳩のポッポ
北海道から、友美さんの住む四国まで手紙を届けた伝書鳩。
ガチャ
「カクヨムのマスコットキャラのトリさんなんだけど、名前がないんだって。呼ぶ時はカクヨムのトリって言うんだよ」
「名前なんてなくてもいいんじゃないか? 僕なんて友美ちゃんにカラッチなんて名前つけられてしまって、カラスなだけに黒歴史だ!」
「キャハハハハ!」
「カラカラカラ!」
「…………」
私は読書会が開催される自室に入室しましたが、カーテンレールを止まり木にして会話をしている、伝書鳩のポッポとカラスのカラッチの笑いに絶句しています。
「友美ちゃん遅いぞ。今回はカクヨムについて紹介させて頂くからな」
「え? そうなの?」
解説役のカラッチはカーテンレールから降りてテーブルに着地。そして、夜食に用意したカマボコをくちばしで上手に咥え、食べながら語り始めました。
「小説投稿サイトカクヨムと言うのは、プレオープンを経て2016年に正式スタートしたサイトだ」
「あれ?意外と新しいサイトなんだね?」
「そうなんだ。だが、今や2004年にスタートした、メジャーで老舗サイトでもある小説家になろうと双璧であると言った意見も聞かれるほど有名なサイトだ」
「そうなんだね」
「カクヨムは、KADOKAWAと株式会社はてなが運営するサイトだが、映画など、日本のエンタメに多大なる影響を与えているKADOKAWAと言う強力なバックボーンに支えられ、先日は遂に登録者百万人を突破、高額賞金のカクヨムコンを中心とする様々なコンテストが開催されている、活気溢れるサイトなんだ」
「そうだね!」
「そして、双璧と言われる小説家になろうと一番異なる点はロイヤリティプログラムと言う広告表示による還元がある事なんだ。ギフトと呼ばれる投げ銭の様な物もある。更にわかりやすく言うと、某動画投稿サイトの様な収益化システムだ」
「クルクルッ!プロ作家様の公式連載作品もあるのよね?」
「ああそうだ。淡白な印象の小説家になろうのウェブページデザインに対して、エンタメ性溢れるページデザインも印象的なサイトだ」
「確かに色々な情報が掲載されてる印象がある作りだよね」
「そうなんだ。だが、先程100万人を超えたと話したが、一方で小説家になろうは250万人を超えるとされていて、少し水を開けられている現状もある」
「でも、新しいサイトなのに伸びがすごいよね!」
「そうだな。その要因はやはりKADOKAWAと言うブランド力、ロイヤリティプログラムによる収益化、カクヨムコンを含む様々な魅力あるコンテスト、コメント機能や応援ハートの見やすさ、スマホ執筆の方が増えた事による書きやすさ、充実している自主企画なんかも挙げられる。複数サイトで投稿してる方も、下書きは途中保存がタップ一つで便利なカクヨムを使用してる……実際僕達の作品もそうだからな」
「確かにそうみたいだね!」
「ただ、本文や作品ページに挿絵が入らない……これは公式連載の存在や著作権によるトラブル防止がある関係だと思うが、機能追加して欲しい所だな」
「クルッ。そう言えば以前偽サイトなんかも出回ったわね」
「ああ、そうだ。2021年の9月に公式から注意喚起があった事件だ。かなり精密に偽装されており、IDパスワードの盗難、感染、そして初期に至っては、誤って閲覧したユーザーが小説のページにアクセスすると、サイトが自動で本物のカクヨムから内容をコピーし、作者名などを消した上で再表示すると言う悪質な物だ。すぐに公式が対応したから大きな被害にはならなかったがな」
「そうなんだね……」
「クルクルッ!このまま伸び続けたら、投稿サイトの一番になるんじゃないかしら?」
「そうだな。しかし、アニメ化作品はなろうに比べて、まだまだ少ない。そこは小説家になろうがなろう系と呼ばれる言葉を生み出したくらいだから、致し方ない所はあると思う。カクヨムも何か◯◯系と呼ばれる様な、カクヨムから始まる象徴する物が誕生すれば、ハイスピードで一気に登りつめる可能性もある。最近はカクヨム発で実写ドラマ化した作品も生まれているから、今後実写やアニメ、両方のコンテンツへのさらなる進出が期待されると思うぞ」
「なるほどだね」
「複垢などの不正に対しての対応も早いが、若干他のサイトより問い合わせに対してのレスポンスが後手になる印象もある。だが、それだけ急激に登録者が伸びている証でもある。他のサイトよりも、収益化と言う意味で作家様をリスペクトしていく方針の様に感じる。あくまで僕の印象だがな」
「じゃあ私もたくさん投稿してみようかな?」
「下手な豆鉄砲、数打ちゃ当たると言うから、いいんじゃないか?カラカラカラ!」
「…………」
(豆は余計だよ?ポッポ怒るよ?)
その後私達は、カクヨムのトリに名前を付けようと、朝までワイワイと相談して盛り上がっていました。
次回は小説家になろうを紹介します!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます