第38話 ノベルアッププラスに関して独自に考察しちゃいました!
作中の考察や意見はあくまで個人的見解も含みます。
◎今回の読書会参加者
・加納友美
動物と話しが出来る大学一年生。
どんな状況や作品にも、なりきりスキル発動により対応可能。
・インコのピッピ
友美さんの家で暮らす、コンプライアンスに厳しいセキセイインコ。解説役。
・フラミンゴのフラミッチ
続編「友香ちゃんのカルテ」に登場する、自虐ネタを得意とするフラミンゴ。
・スズメのスズッチ
続編「友香ちゃんのカルテ」に登場する、俳句川柳を得意とするスズメ。
ガチャ
「紙一重って言葉あるじゃない? 私、昨日お父さんに言われたの。お前の人生、破滅と破綻の紙一重だぞって」
「アハハハハ!どっちに転んでも最悪じゃない!このフラミンゴさん面白いわね!」
「チュンチュン!そうなのよ!インコさんもわかってくれるでしょ?」
「…………」
私は読書会が開催される自室に入室しましたが、鳥達の爆笑の渦に巻き込まれて絶句しています。
「友美ちゃん、挨拶遅れてごめんなさいね。こんばんわ」
「あ、フラミッチ久しぶり。こんばんわ」
「ちなみに私は友達に、あいさつする価値もない奴だと言われ続けて、はや三年よ」
「チュチュチュのチュン!三年って、あなた産まれたの三年前でしょ? と言う事は産まれてからずっと言われ続けてるじゃないの!チュンチュン!」
「アハハハ!その友達連れて来なさい!私が叱り飛ばしてあげるから!」
「ちなみに私は叱られるのは嫌いだけど、罵倒されながら踏みつけられるのは大好きよ」
「チュンチュン!フラミッチ・あなたどんだけ・Mなのよ!」
(え?575になってる!?)
「……あの、盛り上がってるトコ悪いけど、ピッピ、今日の作品は?」
「あ〜そうよね。笑いすぎてすっかり忘れてたわ――今日の読書会はノベルアッププラスについて、紹介をしようかと思ってね」
「え?投稿サイトの?」
「そうよ。その為に色々調べたんだから。大変だったわ」
「大変? 私の人生、振り返ると大変じゃない時はなかったわ」
「アハハハ!」
「チュチュチュのチュン!」
「…………」
フラミッチの自虐ネタに、スズッチはテーブルの上で仰向けになり爆笑、ピッピは鳥かごの内側で、側面にへばりつきながら爆笑しています。
「ごめんなさい。ほんとにフラミンゴさんは面白いわね! 話を戻すけど、小説投稿サイトのノベルアッププラスは、株式会社ホビージャパンと言う会社が2019年7月にサイトをオープンさせ、運営を行っているわ」
「チュンチュン!HJ文庫やHJノベルズと言う出版レーベルも運営してるのよ。チュンチュン!」
「あ!HJ小説大賞ってコンテストが有名だよね?」
「そうね。その他にも、AI恋愛小説、怪談、魔法のお守り、しくじり、同人活動など様々な独自企画やミニコンテストが行われていて、常に盛り上がっているサイトと言う印象があるわ」
「ちなみに私の彼氏は、24時間常にシンボルが盛り上がっているわ」
「アハハハハハハ!なにそれ!そんなの、しまわせなさいよ!」
(え?鳥のってしまえるの?)
「チュンチュンチュン!そもそもフラミッチは彼氏なんかいないでしょ!チュチュチュのチュチュチュン!」
(…………)
絶句する私をよそに、フラミッチは片足で立ちながら、すまし顔で私に質問をぶつけて来ました。
「友美ちゃん、ところでHJって何の略かわかるかしら?」
「え? 運営会社のホビージャパン様の略じゃないの?」
「そうね。常識よね。ちなみにこないだお父さんに、お前は鼻クソみたいな(H)人生だな(J)って言われたわ」
「何よそれ!もう、最っ高っ!アハッ!アハッ!アハハ〜ン!」
(ちょっとピッピ大丈夫?笑い方、いかがわしくなってるよ?)
「チュンチュン!ノベルアッププラスはスタンプが楽しいのよね!」
「あ、うん!そうだね!コメント書くのが苦手でも、気軽にスタンプで相手に面白おかしく伝えられるのがいいよね!」
「そうね。可愛らしくて面白いキャラもたくさんいるし、アバターも色々あって、楽しめるわ。こう言う所も、ノベルアッププラスの魅力でもあるわね」
「チュンチュン。あら?第一回のノベルアップ大賞の大賞作品が辞退ってどう言う事?ピッピさん?」
「……そんな出来事もあったわよね。それに関して簡単に解説すると、記念すべき第一回の大賞を受賞した作品の作者様が、過去に数多くのヘイト的な……近隣国の差別的なツイートをしていた事が掘り起こされて、炎上してしまったの……」
「そ、そうなんだ……」
「実はそれだけじゃないの」
「え?」
「連載自体は他サイトだったんだけど、HJノベルズから発刊されていた、ある作品――元々は近隣国で主人公の設定に関して問題視された事がきっかけで炎上したの。その後、作者様の過去の不適切なツイートが発見され、問題になってアニメ化が中止になってしまったの……」
「そうなんだね……」
「友美ちゃん。人間生きていれば、間違いや事件は必ずあるの。それは会社も一緒。だから、色々な不測の事態をどの様に対応して、糧にしていくか大事なの。ノベルアッププラスも色々な事があったと思うけど、その度にしっかりと対応を行い、その後も投稿数は伸び続けていて、現在は約60000作品が投稿されているわよ」
「チュンチュン!そうよ!それに本文には盗作防止のコピーガードが付いていたり、問い合わせや通報に対する対応が投稿サイトの中では一番早いわよ!作者様に寄り添った投稿サイトと言うのは、ノベルアッププラスが一番ね!」
「ちなみに私なんか、お前の人生間違いしかない、絶対コピペしたくない奴No.1だと言われたわ」
「アハ!アハ!アハハ!アフーン!」
(ピッピが壊れた……コンプライアンス重視キャラなんて、影も形もなくない?)
「チュンチュンチュン!フラミッチ!あなた相変わらず面白いけど、今日はまだ半分ってとこね。チュンチュン」
(え!?これでまだ半分の力なの?)
「友美ちゃん、私自虐ネタばっかだから、最後くらいは語らせてくれないかしら?」
「あ、うん!いいよ、フラミッチ!」
「私がノベルアッププラスさんに一番思う事は、スズッチさんも言ってたけど、作者様に寄り添った感じ凄く好感もてるの。コメント荒らしとかも少なく、とっても治安が良いわ」
「そうだね!以前作者様を貶める様な作品の投稿があった時も、一夜ですぐ対応してくれたもんね!」
「そうね。注目すべきはXにおいて、キャラクターのノベラちゃんが、作者様の宣伝に対して、引用ポストやリポスト、リプを返してくれるとこね。こう言った、運営さんが直接作者様にアプローチしてくれるサイトは他にはないわ。こう言った所もノベルアッププラスさんの良い所よね」
「うん!安心して投稿出来るもんね!」
「ちなみに私は彼氏に、お前は暑苦しいから寄り添うなと言われたわ」
「アハン!アハ!ハフン!」
ドン!
「あ!ピッピ大丈夫?!」
ピッピは笑いすぎて、鳥かごの中で右に左にと場所を変え側面にへばりつき、移動の際に止まり木に体をぶつけてしまいました。
「だ、大丈夫よ……それにしても、フラミッチさんのネタは本当にツボだわ!」
「ツボ? 私はやる事なす事、どツボにはまりまくりよ」
ガシャン!
「アハ!」
ガシャン!
「アハーハン!」
ガコン!
「アヒー!」
ガシャゴン!
「だ、大丈夫!大丈夫!」
「ちょっと!ピッピ落ち着いて!カゴの中で飛びまくっちゃ駄目だよ!」
(本当に大丈夫?なんか鈍い音したよ?)
「あとは、ノベルアップオンリーで活躍されている方が多いのも特徴ね。それに、流行りに左右されないレベルの高い作品が多いのも特徴ね。個人的にはエッセイ作品で面白い作品が多いと思うわ」
「チュンチュン!フラミッチの言う通りね!インコさん壊れたから、私がまとめるわね。とにかく、ノベルアッププラスさんは今後も伸びていくサイトだと思うから、友美ちゃんも色々な企画に参加してドンドン楽しんじゃいなさいね!チュンチュン!」
「う、うん。わかった!」
私はその後ピッピを鳥かごから出して落ち着かせ、初めてノベルアップに投稿した時の事を思いだして感慨にふけっていました。
次回はカクヨムについて深堀りしていく予定です。
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