第37話 ●ターバン 様 オレはワクワクできるファンタジー世界へ行きたい! ナッセの奇想天外な大冒険!を読んでドキドキワクワクしちゃいました。
◎今回の読書会作品
ターバン 様
オレはワクワクできるファンタジー世界へ行きたい! ナッセの奇想天外な大冒険!
(小説になろう、ノベルアップ)
◎今回の読書会参加者
・加納友美
動物と話しが出来る大学一年生。
どんな状況や作品にも、なりきりスキル発動により対応可能。
・錦鯉の錦ッチ
友美さんの隣人宅の池に住む、熱血教師キャラの錦鯉。昨今の外国人からの人気上昇で価格は高騰して20万→35万になった。解説役。
・電気ウナギの電気ッチ
アマゾン川で捕獲され、日本の動物園にやって来た、マイペースなデンキウナギ。目が見えない。どこで飛び出すかわからない『ビリビリ』が口癖。
・神山ゆかり
幼なじみの彼と交際してるクラスメート。爆弾発言の数々は、友美さんを何度も絶句と困惑の嵐に追い込んだ。
動物達との会話は、友美さんが通訳してる設定。
ガチャ
「え?錦ッチと電気ッチ同じ水槽に入ってる?!」
私は読書会が参加される自室に入室しましたが、錦鯉の錦ッチとデンキウナギの電気ッチが、転回するのも不可能と思われる狭い水槽に、一緒に入ってる事に危機感を感じています。
「ちょっと待って!錦ッチと電気ッチ一緒に入っちゃ駄目だよ!感電しちゃうよ!」
「ビリビリ。その声は友美ちゃんね?と言う事はビリビリ読書会ね。一緒にいるのはビリビリ錦鯉さんかしら?」
「おう!問題ない!電気のウナギさん!いつでも放電してくれて構わん!気合いだ!真は力なりだ!」
「…………」
(いや、無理だよ……気合いにも限界あるよ?即死だよ?)
「あ、じゃあ私がこっちの水槽に電気ウナギさん入れるね!水槽だよ?私の中に入っちゃ駄目だよ?なんて!アハ!」
「…………」
(ゆかりちゃん?今日はいきなり飛ばし過ぎじゃない?頭おかしくなっちゃったの?)
数時間後。
「おい!魔法少女友美ちゃん!今回の作品を紹介する前に、まずは作者様の事について語るぞ!わかったか!おい!」
「う、うん……いいよ」
(なんで魔法少女?)
「魔法少女友美ちゃんだって!アハ!錦鯉さん!私は、まいっちんぐゆかり先生にしてね?」
「了解した!」
「…………」
「ビリビリ。作者さんはビリビリターバンさんって言うのね?ビリビリ」
「そうなんだよ!友美ちゃん、まいっちんぐゆかりちゃん!お前達は、ターバンと言うのを知ってるか?」
「え?あ、うん。アラブ諸国の方が頭に巻いてる布の事だよね?」
「頭に?ビリビリ。それじゃあ私も作者様の頭にビリビリ巻き付いて放電しちゃおうかしら?ビリビリ」
「…………」
(電気ッチも、今日はどうしたの?)
「確かに、ターバンと言うのは、インドやアラブ諸国の方が巻いてるよな?宗教的な民族衣装的な印象があるが、ターバンを頭に巻くと言うのは、装飾品の意味合いもある。つまりファッションだ!他にも砂から守る、暑さや寒さから守ると言う意味合いもあり、機能的にも風土に最適な仕様でもある!更に歴史上、頭に布を巻くと言う文化は他のどの地域にも見られなかった珍しい文化なんだ。わかるか?おいっ!」
「う、うん。わかった」
(声大きいよ……)
「え?頭に巻くの?」
「…………」
(ゆかりちゃん……全然話聞いてないでしょ?頭じゃなかったらどこに巻くの?)
「そして、このターバン様が何よりも愛する物がある!」
「なあに?」
「魔法少女まどか☆マギカと言うアニメの外伝的なマギアレコードと言う、主に携帯ゲームから始まったコンテンツだ!もちろん知ってるな?おい!どうなんだ?!ゲホッ!ゴホッ!」
錦ッチは、水面から体の半分以上を出し話し出した為、咳き込んでいます。
「あっ!ほら!駄目だよ錦ッチ!酸欠になるから、水中に潜ってね。水中からでも声聞こえるから」
「ゴホッ。すまん。まどか☆マギカに関しての説明は電気のウナギさんにお願いする」
「え?電気ッチ知ってるの?」
「ええ。もちろんよビリビリ。魔法少女まどか☆マギカよね?触手とか出て来る作品よね?」
「…………」
(本当に知ってるのかな……まさか薄い本の事じゃないよね?)
「ねえ、ねえ、ところで触手ってなんでヌルヌルしてるのが基本なの?」
「…………」
(ゆかりちゃん……今は触手の話しじゃないし、まどか☆マギカに触手は出ないから……)
「ビリビリ。まどか☆マギカと言う作品、そのビリビリ可愛らしいビリビリビジュアルとは裏腹な、少女達がビリビリ欲望を叶える為に過酷なビリビリ運命を背負わされたビリビリと言う、とてもダークだけど、様々なビリビリ伏線やビリビリ世界観、魅力的なビリビリキャラクター、ビリビリ音楽など、近年オリジナルビリビリアニメとしてのビリビリコンテンツでは最大のビリビリヒットとも言われている名作よ。ビリビリ」
「そ、そうだね……」
(電気ッチは、長いセリフ要所要所でビリビリが入るから、わかりにくいよ……)
「ビリビリそして、その外伝的なビリビリ作品マギアレコードにビリビリ登場する、主人公の妹、環ビリビリういちゃんは、ターバン様の大のビリビリお気に入りなのよビリビリ」
「…………」
「人生の全てをビリビリういちゃんに捧げると言ってもビリビリ過言じゃないらしいわよビリビリ」
「え?そんなに?」
「そうなんだ!俺はSNSも拝見させてもらった。ターバン様はイラストも描かれる方でな。もちろんういちゃんのイラスト、そして今回の作品の表紙的なイラストも多数投稿している。どこか、児童に親近感を得られそうな、個性的なレトロタッチの絵柄は、小説本編にピッタリマッチしている」
「アハ!私ターバン様のイラスト大好き!作品読んでから、色々見て、イメージ通りだったもん!」
ゆかりちゃんは、相変わらずブリブリしながら頭に付けた、大きなリボンを揺らしていました。
「では早速だが、今回のターバン様の作品は、現代社会の中に存在する、ファンタジーな学院と言う珍しい設定が舞台で巻き起こる冒険と戦いの物語だ」
「そうだね!世界観が壮大で、凄くワクワクする作品だよね。あと、作中の色々な技の名前が個性的だよね」
「友美マギカの言う通りだ!この作品は、個性的な人物達、設定の壮大さ、技のネーミング――描写、特に戦闘シーンの描写は丁寧で簡潔だぞ!多くの作品のバトルシーンは、実写映画を見ている様な感覚を読者に想像出来る様に執筆されていると思うが、この作品は漫画のコマ割りで、作品を見ている様な印象を受けるんだ」
「エイっ!股間からバーニング珍関銃!なんてね?――あ、私付いてなかった!ウフフ!」
私はセリフ棒読みスキル【棒姫】を緊急発動。
「そうだね。付いてないね。バーニングだね。黒光りの棒だね。凄いね」
「そして、戦闘描写の中でもう一つ特徴的なのは、戦闘シーンの合間に挟まれる、いくぞ!などの掛け声的なセリフの数々だ。こちらも少年漫画のセリフの様な印象を受けるから、ついついシーンに没頭してしまうんだ」
「みんな、ちょっといいかな? 私、一部読み終わって二部とか外伝も読んだけど、本当に、色々な要素が詰まった作品だよね?」
「おう!ゆかりちゃんの言う通りだ! 詳しくはネタバレになるので避けるが、ループ的な要素、王道の中にギャグを散りばめた要素、特にボス的なキャラの登場回など、作品全体は、特に少年漫画のジャンプやコロコロコミックの色々な作品を集めた印象だ。いや、むしろ掲載してると言っても過言じゃない。しかし、ただ集めただけではなく、しっかりと色々な作品をリスペクトした上で、独自の世界・展開を作りあげている――俺は思い出したよ。昔、キン肉マンで7人の悪魔超人が出て来た時、聖闘士星矢で強大な十二人の黄金聖衣に挑む十二宮編、とてもワクワクした……そう言う、若かりし頃の昔懐かしい、ワクワクドキドキハラハラを思い出させてくれる作品だった!俺の伝えたい事解ってくれるか?おい!皆の衆!」
「う、うん!大丈夫だよ!」
(皆の衆って……あなたいつの時代の教師キャラ?)
「ビリビリ。私も最後にいいかしら? この作品は、全てのシリーズを合わせると雄に百万文字をビリビリ超える作品だけど、感嘆符の後の空白、擬音等の表現の的確さ、改行などしっかりと文章のルールを守っているわビリビリ。ルール無視、誤字だらけの友美ちゃんの作品とは違うわね。そして、最後まで、その作風が崩れる事がなく書き上げているわ。練り込まれた跡が垣間みえる、小説創作に対しての向き合い方を見習える作品よ」
「う、うん」
(あれ?ビリビリ少なくない?)
「ねぇねぇ。キンタさんはどうしたの?出て来ないよ?キンタだけに、潰れちゃったの?キャハ!」
「ガハハハ!キンタさんはもちろん、2個じゃない……双子だよな?キンタだけに!」
「…………」
「ビリビリ。友美ちゃん。外伝作品もビリビリ読み聞かせして頂戴」
「え?今から?」
「ええ。ビリビリ」
「…………」
私は盛り上がる三剣士の勢いに負け、朝までこの作品を読み明かし、ワイワイと楽しく過ごしました。
作者 ターバン 様
今回はありがとうございました!
今回の作品はこちらからどうぞ!
https://ncode.syosetu.com/n7638fr/
(小説家になろう) https://novelup.plus/story/675889739
(ノベルアップ)
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