第22話 ●三毛猫美異未♪ 様 聖女召喚に巻き込まれて異世界に召喚されたけど、ギルドの受付嬢の仕事をみつけたので頑張りたいと思います!!を読んで確定しちゃいました。

◎今回の読書会作品

 三毛猫 美異未♪ 様

 聖女召喚に巻き込まれて異世界に召喚されたけど、ギルドの受付嬢の仕事をみつけたので頑張りたいと思います!!

 (小説家になろう、カクヨム、アルファポリス)


◎今回の読書会参加者

・加納友美 

 動物と話しが出来る大学一年生。

 どんな状況や作品にも、なりきりスキル発動により対応可能。

・フクロウのフクロッチ

 眼の前で猟銃に撃たれ、旦那を亡くしたフクロウ。解説役。

・タヌキのポコッチ

 野生のタヌキ。次々と死んでいってしまった赤ちゃんタヌキの最後の一匹を、人間の男の子に託した、ちょっと天然タヌキ。

・カメの亀頭カメッチ(メス)

 友美さんの家で暮らす、下ネタ好きのカメ。


 ガチャ


 「え?またポコッチ?!」

 (今日は本当にマズイよ……)


 「こんばんわ、友美ちゃん」


 「え?!フクロッチも?!」

 (本当にシャレにならないよ?)


 「友美。久しぶりね」


 「え?!カメッチ?」

 (ダメ押しか…………)


 私は、読書会が開催される自室へ入室しましたが、カメッチ、フクロッチの参加、及び以下の理由により、読書会への参加を極力遠慮してもらっていた、タヌキのポコッチがいる事に驚愕・困惑しています。


 注)因みに何度もネタにしてますが、全て99%実話です。


 ●中学生読者の保護者のお母さんから、ポコッチと言うネーミングは思春期の読者の女の子が、男性のシンボルを想像するから、教育上良くないと複数回に渡り、指摘とクレームを受けた。そしてその指摘を受け、文学フリマ同人書籍版では、本気で【タヌッチ】と改名しようと考えた。

 更に最近になり、『ポコッチとフクロッチのコンビもヤバくない?棒と袋が揃ってるじゃん』と言う、今まで微塵も気づかなかった指摘を受けた。 


 ●タイ人の読者の方に『ポコッチと言う名前は何故危ないの?』と聞かれて、冷静さを失ってしまい『タヌキと言うのは昔から日本では男性のシンボルを司っているから』と言うとんでもない嘘を付いてしまった挙げ句、後日タイ人の方とその話題が出た際に、タンタンタヌキの◯◯◯◯は〜♪と言う歌が以前日本ではレコード大賞を受賞、日本人ならみんな知ってるから、今度職場で歌ってごらん!と言うイタズラでは済まされない提案をしてしまった。

 そして、その方が職場で歌う前に、ルームシェアをしている日本人の同居人の前で試しに歌った所、真実を聞かされ、半ギレの電話をもらい『malicious mischief!(悪質ないたずら)』と何語だかわからない剣幕でまくしたてられ怒られてしまった。


 ●以前、ポコッチの語尾に『ン』を付けてしまうと言う、重大な規約違反になりかねない致命的な誤字を投稿直前で発見、事なきを得た事があった。

 更にフクロッチを袋ッチと、誤入力をしてしまって以降、『ふ』と入力すると、変換候補の筆頭に『袋ッチ』が出てしまい、その度に生々しい物を想像してしまい気分が悪くなった。


 ●今回の作品の作者である、三毛猫美異未♪様が、下ネタのしの字もない、極度の下ネタ嫌いである事。普段からいつか怒られるとビクビクしながら生活をしていた事。そして最近、度が過ぎた下ネタの為、2000文字にも及ぶ、とてもありがたい、お叱りのDMを頂いた挙句、三週間も無視をされたと言う夢を見て、かなりの目覚めの悪さを経験した。


 ポコッチは申し訳なさそうに、ベッドの上で伏せています。


 「ごめんなさい。私も、今日こそは参加を遠慮しようと思ったんだけど、カメさんがフクロウさんに会った事ないでしょ?名コンビになれるから、参加しなさいって言われて……」


 「…………」

 (ほんとやめてよ……お叱りの夢が現実になるよ?)


 「友美ちゃん。読書会進めるわね」


 「あ、うん。袋…じゃなかった、フクロッチ、あらすじをお願い」


 フクロッチは、カーテンレールを止まり木にして、そのまま私達を見下ろしながら、語り始めました。


 「今回の作品は異世界転移物よ。主人公の女子高生が親友と共に、聖女として召喚されたのだけれど、親友だけが聖女だったの。だから追放されてしまった……その後、ギルドで冒険者兼、見習い受付嬢として働きながら、色々な冒険や経験をすると言うお話よ」


 「そうだね!冒険物語でもあるけど、恋愛要素もあって、ほっこりする作品でもあるよね!」


 「そうね。そして、状況把握し易い文章と場面転換、あらすじの詳しい解説、前書きの一言解説、後書きの寸劇等、色々読者を楽しませる要素の詰まった楽しい作品だわ。現在、数値的にも爆発している、沢山の方々に読まれている作品でもあるわ」


 「そうだね!凄いよね!」


 「友美ちゃん。この作品、楽しいわ。でもこのまま私、参加してても大丈夫かしら?作者様に不快感与えないかしら?心配だわ……」


 「だ、大丈夫だよ!ポコッチ!もう、気にしちゃ駄目だよ!」


 「袋さんとポコッチさんがせっかく揃ったんだから、鬼に肉……じゃなかった金棒じゃないかしら?」


 「…………」


 私はカメッチのよくわからない理屈に、セリフ棒読みスキル【棒姫】及び、下ネタ耐久スキル【まいっちんぐ友美先生】を緊急発動。


 「そうだね。袋だね。金棒だね。凄いね。ヤバいね」


 「あの〜すみません。無知で申し訳ないんですが、聖女ってなんでしょうか?」


 ポコッチは再び、申し訳なさそうな表情で皆に訪ねました。


 「あら?ポコチ……じゃなかったポコッチさん。知らないの?じゃあ教えるのは私しかいないわね」


 (カメッチが?一番、聖女を語っちゃ駄目じゃない?)


 「亀頭さん。お願いします」


 「聖女と言うのは、主に宗教で使われている言葉よ。神聖な何かを宿した女性で、利欲に左右されない模範的な性格、社会的な貢献や厚い信仰心や純潔な女性、下ネタなんて論外な女性の事ね。現代では深い愛情を、他人に注ぐ事が出来る女性の代名詞的な言葉として、使われてる場合もあるわね。因みに聖女として、カトリック教会公式に認定されている有名な女性は、ジャンヌ・ダルク、聖母マリア、聖ウルスラ、マザーテレサ、聖カタリナなどが挙げられるわね。まあ、欲望にまみれた友美には無縁の存在だけどね」


 「そうなんですね。亀頭さん、ありがとうございます」


 「…………」


 「この作品で言うと一緒に召喚転移した親友の清美さんが、聖女の印を持っていた……と言う事になるわね。友美には作中での聖女の証である、水色の羽の紋章はあるかしら?ある訳ないわよね。探す必要ないと思うわよ」

 

 「…………」

 (カメッチ……私、探してないよ?微動だにしてないよね?)


 「友美ちゃん。この作品は異世界転移と言うのはもちろんだけど、チート、追放、恋愛、お仕事系、成り上がりなど、様々なテンプレ要素があるけど、そんなテンプレ設定の中に新鮮で珍しい要素が多いわよね」


 「確かにそうだね。恋愛描写もあるけど、ぎこちない感じで、逆にホッコリするよね!」


 「友美、あなたの恋愛なんて、肉体的接触を中心とした欲望だらけの性欲ありきでしょ?少しは主人公の泪さんとグレイさんの恋愛を見習いなさい」


 「…………」

 (ちょっと……)


 カメッチの辛辣な意見を聞き、微笑んだフクロッチは羽を広げてカーテンレールから降りて来ました。


 「まあ、友美ちゃんの恋愛は置いといて、お仕事系だけど冒険者兼務、転移者の追放、チートだけどそれありきじゃない、色々と考えて一つの作品としてまとめ上げてるから、人気要素だけど新鮮さがあるわ。この作品が沢山の方々に愛されているのは、色々な要素の綺麗な融合や、登場人物たちの人間関係に、とてもドラマ性があるからだと思うわ!」


 「そうだね!」

 

 「ほら!タヌキの……名前はポコンチさんだったかしら?夢中で読んでいるわよ!」


 「…………ポ、ポコッチはなんか感想ある……かな?」

 (フクロッチ……ポコッチだよ。間一髪セーフの間違いはやめてね?)


 「え?あ、はい……つい夢中で読んでしまって……あ、冒険物としての印象が強いのでワクワクします。あとは、最初にフクロガダイさん?が仰った様に状況把握がし易い文章なので、混乱する事なくしっかりと読むことが出来ました。とても楽しい作品です」


 「…………そ、そうだね!」

 (フクロッチだよ?間違え方が酷すぎるよ。ポコッチは今後、確実に出入り禁止にしなきゃ駄目だと確信しました。作者様、本当にごめんなさいでした)


 爆笑するカメッチと、カーテンレールに戻ったフクロッチ、とんでもない言い間違えをしたポコッチ。このトリオは絶対一緒にしちゃ駄目な事が、私の中で確定。


 しかし、そんな考えも吹き飛ばす位に楽しい今回の愛され作品を、私達は朝まで読んで、ワイワイと語り明かしていました。



 作者 三毛猫美異未♪ 様

 今回はありがとうございます!

 

 今回の作品はこちらからどうぞ!

https://kakuyomu.jp/works/16817330657553334571


 小説家になろう、アルファポリス、ノベルアップ+でも連載中です!





 


 

 


 


 


 


 


 




 


 

 


 


 


 


 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る