第2.5話
そこで待っていたのは一つの叱責だった。
「
「まだチャイム鳴ってないからいいだろ」
席が近い者で五人班を組んだ結果、
「
「そうだな」
何もしてない
事実、
男子は味噌汁、女子は牛丼とグループを分けられはしたが、先程鍋へ入れた油揚げと玉ねぎは
「結局、全部
「その方が楽ちんでいいだろ」
「まあな」
わざわざ苦労をしようとは思わない。この先の大学受験も背伸びせず、その頃の学力で行けるところへ入学しようと考えている。
「いっ……」
鍋の中を回しながら軽く談笑していると痛ましい声が耳に届いた。何やら
「男子っ! 早く絆創膏!」
「お、おう」
すぐに動いたのは
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