錬金術マジ便利!!
盗賊は警備隊にまかせて馬車の旅を再開する。
馬車の操作はガイルができるということなので彼に任せる。
あたしは馬車に乗り込み子供達と話をしている。
子供達の希望や要望を今のうちに聞いておきたいからだ。
「僕は討伐者になりたかったんです」
ガイルの隣に座りながら話を聞いていると彼が自分の将来の夢を話してくれた。
この世界は10歳まで学校があり、そこで基本的な読み書きや計算を学び学校を出たら自分の希望する職場の人に弟子入りや見習いになり、数年仕事を学び1人前になるらしい。
例外は学問を極める学者希望や貴族の貴族学園だけらしい。
「じゃあ皆もなりたいものがあるんだね?」
「はい、そのはずです」
なるほど、あたしの家族の為にもきちんと聞いて真剣にかんがえてあげないとね。
お姉ちゃんとして!!
それから皆に将来なりたいものを聞いたら以下の答えが返ってきた。
ガイル・ネスタ― 討伐者
シエラ・ネスタ― 商人
キース・ボルドー 料理人
アリス・ロンド 料理人
レイラ・ロンド 未定
まあアズエルに帰ったら本格的に考えるとして、そろそろ今日のキャンプ地に着くころだ。
「皆今日はここで野宿だ、姐御今回も魔法いいか?」
「あいよ、【ホーリーフィールド】【ゴーレムクリエイト】」
「助かるじゃあカレン、セイン、テントの準備だ」
「はいはい」
「・・・・わかった」
むこうでテントの準備を始めた彼らを見、あたしも料理を作り始めようと・・・あ!
「キース!アリス!料理作るから手伝って!」
「わかったっす」
「はーい」
「2人は料理人希望ってことなのでキースはこの肉を包丁で、叩いて、叩いて叩きまくって、アリスはこの野菜を刻んでね」
「「はい」」
あたしは小麦粉を出して水を加えてこね始める。
満足いくまでこねたら小さくちぎって棒を使ってそれを薄く伸ばしてっと。
今作っているのは餃子の皮・・・・そう!みんなでワイワイ餃子を作ろうかと思うのだ。
皮と餡ができたのでのこりの子供達も呼び見本を一個作りさあ!レッツトライ!
「こんな感じでね、みんなでやってみようか」
「「「「「はい」」」」」
それからワイワイしながらもみんなで作り形が良ければ喜び悪ければへこむという、お約束をやりつつ完成させた。
あとついでに春巻きも作ったよ。
醤油?もちろん旅の前に作っておいたよ!錬金術マジ便利!!
あとステーキも焼きたいから肉もかなり用意して・・・あとは【クリエイトアース】で鉄板やきの台を作り用意はおわり!
「皆今からこれで色んな物焼くから好きに食べてねー、食べるときこのたれ付けて食べてみて―」
「今日もうめぇ」
「レンちゃん私のお嫁さんになってよ」
「・・・・・美味い」
と皆に今日も好評でした。
料理人希望のキースとアリスの視線がねもうお姉ちゃんすごい!!って感じでこっちを見てくれているわけですが・・・・これはスキルのおかげなので背中を冷たい汗がダラダラなのですよ!
食事の後お風呂に入ってもらい寝るときにギンガ抱き枕をお願いされた、女の子4人に。
「「「「お願い」」」」
何でマリーナまで一緒にお願いするのさ?
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