地球にいるお父さん、お母さん、妹よ!!

朝ごはんはパンに昨日多めに作っていたハンバーグと野菜を挟んで作ったなんちゃってバーガーと野菜多めのスープで済ませていつでも出発できるようにしてセインたちの到着を待つ。

待ってる間に子供達とのお話合いをする。


「まずは自己紹介からだね、あたしはレン、Cランクだよ」


今更ながらに子供たちの名前も聞いてないことに思い至り聞くことにする。

まず名乗り出たのは洞窟の中で皆を守っていた年長の男の子。

なかなかイケメン君。


「ガイル・ネスタ―、12歳です」


次にガイルにちょっと似たポニーテールの女の子。


「シエラ・ネスタ―、10歳です・・・」


次に丸坊主の男の子が前に出てきて


「キース・ボルドー11歳っす」


ショートカットの女の子が元気よくでてきて


「アリス・ロンド11歳よ!」


最後にアリスの後ろに隠れながら


「レイラ・ロンド・・・8歳・・・・」


「はい自己紹介ありがとう、今からの話し合いは皆の今後についてのお話になります」


「「「「「はい」」」」」


「皆には2つの選択肢があります、1つ目・・・イセスの孤児院に入ること・・・・15歳まで過ごすことになるそうです。2つ目・・・・あたしの家族になること・・・・あたしとしてはこっちを選んでほしいかな?」


「家族・・・・ですか?」


「そう家族、あたしもね、こっちでは天涯孤独なんだよ」


ギンガがすり寄ってくる。


「そうだね・・・ギンガもあたしの家族だったね」


ギンガを撫でながら子供達の返事を待つ。


「・・・・・皆と話し合っていいですか?」


「気が済むまで話し合いな」


それから10分くらいたってから子供達がこっちに歩いてきた。


「レンさん、僕たち・・・レンさんのお世話になります」


「あいよ、まずはその『レンさん』をやめようか?レンお姉ちゃんと言っておくれ」


「「「「「はいレンお姉ちゃん」」」」」


地球にいるお父さん、お母さん、妹よ!!あたしに兄妹ができました。

とってもいい子達です。

紹介できないのが残念です。




「アストレイ一つお願いがあるんだけど」


「なんだ?」


「あの子たちあたしといることを選んでくれたのよ、で、あたし達はこれから王都にいくでしょ?あの子たちも連れて行くから、被害者たちの使ってた馬車一台譲ってほしいのよ」


「ふむ・・・確かに歩かせるわけにもいかんしな・・・・わかった警備隊に話を通しておこう」


「ありがとう」


子供達といろいろ話してかなりの時間がたったころ数頭の馬に乗った人と馬車が2台到着し、盗賊の放置場所に皆でむかった。

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