号泣きしたよ!!

合流後子供たちに清めらた遺体と面会してもらいここで起こった事を聞き取るアストレイ。

泣きながらもきちんと答えている子供達。

そして最後の質問・・・・盗賊たちを自分たちの手で殺したいか・・・・・の問いに子供達は・・・


「殺したい!!でも殺したらあいつらと一緒になるから警備隊に任せる」


と答えを聞いた時にゃあたしもうね!!号泣したよ!!なのでこの子たちが少しでも元気が出るように・・・喜ぶように・・・料理を作る!!

まずは今日買ったばかりの肉を包丁で叩いて、叩いて、叩きまくる。

かなりの量をミンチにしたら玉ねぎもどきを大量に刻みまくる。

そうしたらパンを何個か【乾燥】させておろし金でゴリゴリ削り卵を加えてそれらを混ぜ合わせる。

そう!!今回作るのは子供ならまず嫌いな奴はいないだろう!!ハンバーグだ!!

もちろん付け合わせはフライドポテトですよ!!

ソースはトマトっぽい野菜があるからトマトソースで。

あとパンとご飯両方用意しておく。

あたしはもちろんご飯派ですともさ。


あとは【クリエイトアース】でテーブルと椅子を作って・・・・と。


「みんなこっちにおいで!ご飯にしよう」


テーブルに座るアストレイ親子・ブロード・カレンとその場で立ちすくむ子供たち。

ちなみにセインはイセスに戻って警備隊を連れてくるために移動している。


「・・・あの僕たち・・・あんなことの後だから食欲がない・・・」


それはそうだろう親が目の前で殺されたのだからそのショックは尋常じゃないはずだ。

でも・・・・・


「だからこそ食いな!あんたらはこれからも生きていく、食って、寝て、笑って、泣いて・・・・そうやって生きていくんだよこれからも・・・・・あんたらの親もそれを願っているだろうさ」


黙って座り用意したものを口にしてあとはただ涙をながしながら食事をする。

食事が終わったら交代でお風呂に入ってもらいあとは寝るだけなんだけど・・・この子達絶対悪い夢みそうだよね・・・・あ!


「さて皆今日はこのままここで寝てね、ギンガも一緒に寝るから」


ギンガ抱き枕で少しでも癒されてほしいものだ。

子供達が眠った後あたしはアストレイと話をしていた。


「で?あの子たちはどうなるの?」


「・・・多分イセスにある孤児院に預けられることになる」


「ふむ・・・」


確かに親がいなければ生活がかなり厳しくなる、ましてや彼らは成人もしていないのだから尚更だ。

だからこそ孤児院に入ってもらうのが妥当。

だけどあたしはあの子たちが気に入った。

あの子たちの真っ直ぐな心が。


「ならあたしが引き取るよあの子たち全員」


「は?」


「あたしの家族になってもらう・・・アストレイもあたしの出自知ってるだろ?」


「・・・いいのか?」


「お金ならあるしアズエルで家でも買ってみんなで暮らすさ」


「あの子たちを頼む」


「頭を上げな、ただのきまぐれだから」


こうしてあたしは新しい家族をむかえることになった。

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