ファイヤーストーム!!

「多分夕方には王都に着くと思うから気を抜かず行こうか」


「そういえばこの護衛依頼って往復?片道?」


「おまえ・・・・そういう基本的なことは受ける前に確認しとけ」


ブロードのお説教を受けつつチラッと横を見るとガイルが呆れたように見ていた!!

しまった!!お姉ちゃんとしての威厳が・・・・・・


「往復だ、王都に着いたら一度ギルドに寄って解散して6日滞在して、7日目に集合してアズエルに帰還という流れになってる」


「あいよ」


「レン、お前にこれを渡しておく、ギンガのそのスカーフとってこれを巻いておいてやれ」


アストレイにバスタオルサイズの赤い布を渡された。


「これは?」


「我が侯爵家の紋章だ、これを付けていれば問題なく王都でギンガと過ごせる」


「おお!ありがとう」


そうだよね!ギンガだけお留守番は寂しいべさ!!

それから6時間ぐらいしたら王都との防壁が薄っすらと見えてきた。

と思ったら脇の森から魔物が出てきた。

1匹ではなく数えるのもばかばかしいほど。


「おいおい・・・・・」


「ちょっと・・・・」


「・・・・・確かあのあたりの森の中に初心者ダンジョンがあった」


「スタンピードか?」


そんな会話が交わされてるがあたしには関係ない!


「【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】!!」


出てきた魔物は台所の黒い悪魔・・・・かなり巨大なGだった。

奴らは殲滅せねばならない!昔、夜台所に水を飲みに行ったら暗闇の中から奴はあたしの顔めがけて飛んできた・・・・・それ以来あたしの天敵となったのだ。


「ブロード!!その初心者ダンジョンてのはどこ!!案内して!!」


あたしの剣幕にビビりながらも案内してもらう。

もちろん歩きながら見つけた天敵は焼却処分!そのダンジョンとやらに到着。


「姐御、ダンジョンアタックするのか?」


Gがいるとこに入る?冗談じゃない!洞窟の中に向けて魔法を連発!!


「【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】【ファイヤーストーム】!!」


その後に思いっきり魔力をこめて!!


「【アースウォール】【アイシクルウォール】【アースウォール】」


臭い物に蓋をする!!・・・・・ん?ちと違うかな?ふう・・・すっきりしたべさ!!皆と合流した時にきづいたんだけど森の一部が焼け野原に!!


「うっわ!こりゃひどい!!」


「やった本人がいうな!!」


ブロードが思いっきりツッコんできた。


「レンちゃん魔法を使うときは、その場にあった魔法をつかいなさい!!私とセインで必死に消火したんだから!!」


カレンからも怒られた。

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