お断りだよ!!

次の日朝ごはんは昨日の石窯を使い焼いたパンと野菜たくさんスープで済ませた。


「なあレン、あの石窯と湯船はこのまま残しておいてもらえないだろうか?」


「ん?なんで?」


「今後この場所を使う者達が使用できるようにだ」


「そういう事なら残しておくよ、ついでに強化魔法かけとくわ」


「助かる」


今日も昨日と同じ布陣?ですすんでいく。

でも昨日と違うことが4時間後くらいに起こった。

モンスターとの遭遇だ。


「さてと今回はオーガ10匹という事なんで俺達『銀の剣』が相手をする、レンは2人のそばで何かあったときの保険だ」


「あいよ」


それから『銀の剣』はそれぞれの武器を構えた。

ブロードは銀の大剣、セインは銀の剣と小さい盾、カレンは無手・・・・無手??

ブロードとセインの戦いは確かにすごかったが1番すごいと思ったのがカレンだった。


最初はファイヤーボールを連発して2人をサポートしていて至近距離になったらオーガに向かい走り出し接近戦を始めたのだ。

オーガのこん棒の振りおろしによる1撃がカレンの目前で止まり次の瞬間オーガの首が落ちる。

それを繰り返していた。


「これがAランカーの実力・・・・」


すごいの一言だった。

10分もしないで戦闘は終わりをつげた。


「おつかれさん」


「ありがとさん、ま、いい運動になったよ」


「すごかったね、カレンさんあれって何やったの?」


「オーガの首をおとしたやつ?あれはこれを使ったのよ」


見せてくれたのは何かの道具だった。


「この道具って?」


「このは道具はあたしのオリジナルでこの中には魔糸が入っていてそれを魔力で強化と操作をしてるの」


その魔糸でオーガの1撃を受けたり首をおとしたりできるんだ・・・・・あたしも木刀以外の武器も持っていた方がいいかな?

キングとやりあったとき決め手に欠けてたしなぁ。


「王都に行ったら武器屋でもみてみるかな・・・・・」


「武器屋?今は何を使ってるの?」


「これ」


木刀を出す。


「・・・・・・・」


「・・・・・・・」


「そうね・・・・・・・新しいのを買った方がいいわ」


そんなやり取りをしつつ移動して今日のキャンプ地に到着した。

昨日と同じように【ホーリーフィールド】と【ゴーレムクリエイト】を使い本日のお料理タイム!!

今日食べるのは外で皆で食べると数段うまくなるあの料理!

そう!!カレーである!

もうスパイスを掛け合わせ某カレールーの再現はしてありキューブ化して『アイテムボックス』に入っている。

だからでかい寸胴鍋を出して野菜を切り肉を切り煮込み始めて最後にルーを投下!!

その間にお米も炊いてますとも!

ああ・・・・お米と・・・・カレーの香りで涎が・・・・・



「今日のもうめぇぇぇえ!!」


「あたしこれ好きだわ!・・・・おかわり!!」


「・・・・・・うまい」


「今日も食べたことのない料理・・・・美味し」


「レンお姉さん!!今日も美味しいです!!」


食後・・・・アストレイが真顔で歩いてきて


「やっぱり家の料理人にならないか?」


「お断りだよ!!」


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