この子がおかしくなりました!!

「さてと・・・・ギンガもうゴブリンはいないと思う?」


大きなゴブリンを倒した後ギンガと合流してギンガに訪ねてみる。

何回か耳をぴくぴく動かした後。


「グルゥ♪」


うなずいたので崖の上に声をかける。


「おわったから、降りといで!」




周りを見渡して顔をしかめる。

ゴブリンの死体・死体・死体・・・・・自分でやったこととはいえ余りにもひどすぎる。

正直吐きそうです。

そうだ!『アイテムボックス』!!

全部死体を回収してほっとしたところで3人がおりてきた。


「「「お待たせしました」」」


「さて皆でこれから生存者の探索をやるよ!!たぶんゴブリンはもういないと思うけど油断はすんなよ!」


「「「はい」」」」


「では捜索開始」


しばらく捜索してアネットは発見できた。

集落に連れ込まれて直ぐにあたしたちの襲撃騒ぎがあった為なにもされてなくかすり傷だけですんだ。

それと・・・・・ゴブリン達の食料庫らしき場所で・・・様々な動物と人の死体が見つかった・・・これがこの世界の当然の摂理なのだろうが改めて地球とは別世界だと再確認した。


「さてと、皆帰るよ!!」


「「「はい」」」


「はい!お姉さま!」


ん?


なんか変な返事が混ざっていたような・・・・


「ねぇフィーナ?」


「はい、何ですかお姉さま?」


・・・・はい!この子がおかしくなりました!!さっきまで名前呼びだったよね?何があった!!


「なんでお姉さまなのさ?」


「お姉さまはお姉さまですよ?」


うんうん答えになってない!もういいや!!


「お姉さまここの事をギルドに報告すべきです」


「でも大騒ぎにならない?目立つのはあんまり好きじゃないんだけど?」


「大丈夫です緊急とか厄介事とかの時の報告のサインがあってそれを行えば表面上騒ぎにはなりません」




皆で街に戻りすぐさまギルドに向かう。

受付にレズリーさんがいたので声を掛ける。


「レズリーさんちょっとお話が・・・・」


「今晩ですか?もちろん空いてますよ!!!」


何も言ってないべさ・・・・目つきも変わったし・・・とりあえずフィーナに教わったようにギルドカードを裏側にしてレズリーさんに差し出す。


「・・・・かしこまりました、先日使った第2会議室を覚えていますか?そちらにおむかいください」


「わかった」


第2会議室に向かって全員で移動した。


しばらく待っていたらレズリーがアレックスと共に入ってきた。


「待たせたな、で?厄介事はなんだ?」


「フィーナ説明よろしく」


「はい、お姉さま」


フィーナの説明を聞いたアレックスは暫く考えてから


「200匹規模の集落にキングか・・・わかった緊急依頼を出して高ランカーを集めよう」


「ちとまった!ゴブリンは全滅させてきたからやってもらいたいのはその集落の破壊と周囲の探索だよ、やっぱりそういうのは専門家にまかせないとね」


レズリーとアレックスが固まった・・・・5分くらい。


「誰が・・・・全滅させたって?」


「あたしとギンガ?」


「・・・・・・・・そうか」




かなり深いため息をつかれた・・・・・解せぬ!!!


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