めっちゃ可愛いべさ!!
「「神の巫女様助けてもらいありがとうございました」」
おかっぱ頭の女の子とたぶんその妹がそろってお礼そいってきた。
ん?神の巫女?なにいってんの?
「あたしは神の巫女じゃないよ?っていうか神の巫女ってなに?」
おかっぱ頭・・・・・二アが説明してくれた。
ちなみに妹はエステルだって!!!2人ともとてもかわいい女の子だ。
「あたしは神の巫女じゃないよ?ただの旅人?旅人だよ」
別世界から来ましたなんて言っても頭がイカレていると思われるし旅人ならありふれているだろう。
たぶん!!
「2人とも街までの道ってわかる?あたし迷子になっちゃって」
「はい一緒にいきましょう!お姉さん!」
エステルがあたしの手を握りあるきだした。
「あ、そうだ!あたしは篠原連、レンと呼んでね」
2人とも笑顔で「「わかりました!!!レンお姉ちゃん!」」いってくれた。
「レンお姉ちゃん・・・・・」
ニアが訴えるようにこちらを見ながら声をかけてくる。
うん・・・・わかっているよ・・・言いたいことは・・・・
街に向かって歩いているあたしたちの後にエレメンタルウルフがついてきているのだ。
こっちが止まれば止まりお座りをして待っている・・・見てて抱きしめたくなったのは内緒だ。
「えーとお前自分の住処に帰らなくていいの?」
あたしの言葉にコテッと首をかしげる・・・・・むっちゃかわいい・・・・・・
「あたしと一緒にきたいのか?」
今度の質問には尻尾をふって答えたように思えた。
「ねえニアこの子街に連れていって大丈夫なの?」
「えーと多分大丈夫だとおもいます・・・・Aランクの討伐者が魔物を仲間につれてたのをみたことがありますし・・・」
Aランクの討伐者?まあ今はそっちよりも魔物を仲間にしている人がいる・・・つまりはこの子を連れて行っても大丈夫ということだ。
なら!!
「よし!お前はあたしの仲間!ダチだ!よろしくな!」
その言葉を聞いたエレメンタルウルフが近づいてきて身体を摺り寄せ始めた。
めっちゃ可愛いべさ!!
「レンお姉ちゃん!この子に名前付けてあげないと!」
にこにこしながらエステルがいった言葉に電撃が走ったように固まってしまった。
あたしネーミングセンスないのよねぇ・・・・犬はポチとか言っちゃうし・・猫はもちろんたまとか・・・
うーん・・・・・
「ギンガ!銀色の綺麗な毛並みと鋭い牙!それを合わせてギンガ!どう?」
エレメンタルウルフに向かい聞いてみると「グルゥ♪」とうなりほほをなめてきた。
気に入ったようだ。
・・・・・あ!この子雌だったらどうしよう?
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