できたっぽい!!

2・3回木刀で殴って接近戦は不利と思ったのか距離を取って火の玉を3個作り出しこちらめがけて飛ばしてきた。




「おおおー魔法だー!!」




飛んでくる火の玉を全部よけてまた懐に入ろうとするとよけた火の玉が戻ってきてあたしを襲う。




「おらぁ!!あ・・いけた」




襲い来る火の玉を木刀で殴ってみたら切れた・・・・もうこれ木刀じゃないよね?


実は木刀の形をしたナニカだよ・・・・・




次にウルフは火の玉と水の玉それと50センチくらいの岩を5個ずつ作り出し勢いよく全弾とばしてきたしかもよけても追いかけてくるというおまけ付で。






「なめんな!このヤローが!!!」




全ての魔法を木刀で撃退して魔法の方に意識がいってほんのわずかの間ウルフから目を離したら見失い


 




「ぐにゃ!」




後ろから鋭い爪で攻撃され変な声がでた・・・・恥ずかしいべよ・・・・


でも背中を鋭い爪で引っかかれたのに怪我がない・・というか特攻服が破れてもいないんだけど・・・


この特攻服も別のナニカなんだろうか・・・・




「でもこの距離なら」




ウルフの懐に入ってウルフの腹に拳を当て気合をいれる!!!


 


「ギャン!!」




ウルフが1メートルくらい浮いたあと崩れ落ちる。


今使ったのは中国拳法で言う所の【発剄】うちのじいさんの流派でいう【鎧割】である






かなりのダメージのため動くかなくなったエレメンタルウルフに近づいて様子を見てみるとこちらを


落ち着いた目で見ていた。


これから殺されるかもしれないのにそんな目をされたら・・・・・




あたしはあることが出来ないか【考えて】みたらその情報が出てきたけど・・・あたし魔法つかえんのかな?


とりあえずエレメンタルウルフに手をかざして




「メガヒール」




おおできたっぽい!!


エレメンタルウルフが立ち上がりあたしをじっと見ている。




「あたしは襲われたから相手をしただけで、あんたを殺したくて闘ったわけじゃないからねぇ、もうあんまり人は襲わない方がいいよ?じゃあな」






怯えていた女の子たちの方に歩いていき「おまたせ、大丈夫かい?」といった二人とも思考がフリーズしているのか何の反応もなかった。


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