なにこれぇぇぇ!!

1番近い魔物に木刀で横殴りに切りつけた!




「は?」




「「え?」」




「ギャ?」




上からのあたし、女の子2人組、切りつけた魔物とは別の魔物だ。


なんであたしまで驚いているかというと・・・・・・切りつけた魔物の上半身がはじけ飛んだのだ。




「はぁぁぁ?なにこれぇぇぇなにこれぇぇぇ!!」




あたしは初めて魔物とはいえ命奪ってしまった事と自分が引き起こしたスプラッターな光景に持っていた木刀を投げ捨てた。


その投げ捨てた木刀が弧を描いて落ちていき1匹の魔物に突き刺さり・・・・・・




「「「は?」」」






その光景を見た残りの魔物はにげていった。


狙ったわけじゃないのよ!!








「えーと2人とも大丈夫?」




呆然としている女の子2人に声をかけながら近づいていくとあたしの方を見て怯えはじめた。




「エレメンタルウルフ・・・・・なんてこと・・・」


2人のうちおかっぱ頭の女の子がもう一人を抱きかかえて呟くのがきこえた。




あたしのことを見て怯えたのではなくあたしの後ろを見て怯えたようだ。




魔物に刺さっている木刀をひきぬきつつ




「ちとまっててね」


と2人に言ってエレメンタルウルフとやらに向かい合う。


大きさは地球にいる虎くらい?でも銀色の美しい狼だった。


エレメンタルウルフはこちらを威嚇し始める。


でも・・・・・・・・・あたしは木刀を肩に担ぎ〇んこすわりをして・・・・




「おいこら犬っころ・・・だれにがんくれてんだ・・・あぁ?」




とメンチを切った・・・これで逃げてくれないかなぁ・・・・・


 


  


こちらの願いも虚しく飛びかかってきたので思いっきり踏み込み懐に入り下からの木刀を振り上げはらをなぐる。






あたしのいたチーム『輝夜』は11人という少ないメンバーだったが皆何らかの格闘技をならっていた。


柔道・剣道・総合格闘・キック・ボクシング:etc.


あたしは田舎の爺さんからなんちゃら流?を妹と共に護身術としてたたきこまれた。


だから『輝夜』は強かった・・・人質を取ってまで潰そうと思われるほどに。




で・・何が言いたいかというと・・・・




「怖いけど・・・・・なんとか・・・ついていける!!」


  

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