2023.6 八王子歌会

6月に初めてリアルな歌会というものに参加して、結社のことなどを少し聞いてみたりした。Twitter以外にも場所を作らないと歌は続けられないのでは、という想いはある。

結果は自由詠は二席、題詠は一席をいただいてyeahな気持ち。そして自由詠では「上の句と下の句に貧富の差を感じた」という評、「核シェルターという言葉を使うことの是非」について触れていただいたことが印象に残った。ありがとうございました。

他の方の歌で、迷わず一席に選んでおきながら「よくわからないのだけど、気になって仕方がない」というような表現しかできなかった歌があった。良いものを、ちゃんと相手に喜ぶ言葉で良いと伝える努力をしたい。

歌の雰囲気と詠む人の雰囲気にギャップがあったりして(そのギャップは、ひとえに私が抱く勝手なイメージから生まれるものなのだけど)、自分の周りには話せばもっともっと面白い人で溢れているんじゃないかとも思えた。いや、そんなことは当たり前か。話さないとわからない、なんてことは。

いつからこんなに自分の周りには「よく知らない」人が増えたんだろう?



【題詠:雨または雨冠の言葉】

水無月の雲呑スープを掬いつつ夏のことばかり話したがるね


【自由詠】

こんな日もウーバーイーツは駆け抜けて核シェルターにピザを届ける


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短歌ぽろぽろ 北谷雪 @kitayayuki

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