第五話(分岐点)

「では最後にもう一度確認ですが、青いボタンならば、千円を入れてボタンを押して受話器を取る。赤いボタンならばボタンを押した際に契約完了となりますので押した後に受話器を取る。以上の手順通りに行っていただければ再度繋がると思います。また、もちろんどちらも選ばない場合は、何もせずに出ていかれても構いません。それでは、ぜひお電話お待ちしております。」

ツー。ツー。

呪文のように彼が一息でそれを唱えた後、電話は切れた。


僕は意を決して、


①扉を開けて、不気味な公衆電話を飛び出した。

(→6ページに飛んでください。)


②なけなしの千円を入れ、青いボタンを押して受話器を取った。

(→7ページに飛んでください。)


③大きな責任と多大な幸福が待っている赤いボタンを押して受話器を取った。

(→8ページに飛んでください。)



(※上の三つの選択肢からお好きなものを選んでそのページまで飛んでいただきたいです。)

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