第16話 折上と独自創作論のはなし──参
そもそもネタがないとキャラクターとかストーリーどころじゃないですよね。キャラクター作る時のも大本のネタは必要になってくるし、ストーリーはもちろんネタがないと作れない。ゼロから百は作れません。一となる何かがないと、創作というものはできないのです。
ここで言うネタというものは、広義的なものです。例えばうらのつかさシリーズだったら、「陰陽師の話が書きたいな!」というのがネタ。旦那さまは天狗さんだったら、「異類婚姻譚が書きたいな!」というのがネタ。大まかに、どんな話が書きたい、どんな子が欲しいというのが、ここでいうネタになります。
小説のネタって、日常の色々なところに落ちているものです。が、どうしてもネタが出てこない時ってありますよね。折上もあります。そんな時はどうしますか?
寝て頭をリセットしたり、散歩に出て脳を活性化してみたり。それでもネタが出てこない。そんな時はもう仕方ないです。絞り出しましょう。
このはなしで伝えたいこと、それは「ネタは搾り出すものである」ということです。
さながらレモンのように、ぎゅーっと脳を搾ってネタを捻り出すのです。
焦っても何もいいことはありませんが、窮地に陥った時ほど人間は覚醒するものです。締め切りが迫ってる時ほど書けたりするあれですね。火事場の馬鹿力とも言います。
ネタがない、降ってこない時はもういっそ、別のものを書き始めるとか読書するとかしてもいいかもしれません。インスピレーションを受ければネタが降ってくるかもしれませんし、そうじゃなくても、人間、窮地に陥ればなんとかしようと脳が働くものです。
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