第14話 折上と独自創作論のはなし──壱
みなさんお待ちかね(お待ちかね?)、折上の独自創作論のお時間です! 今回はズバリ、キャラクターの作り方。折上流のものになるので、ぜひ参考にしてください。
折上の創作にはキャラクターが多いです。なんか気づいたら多くなってます。顕著なのが、今手掛けている「うらのつかさシリーズ」ですね。現時点でキャラクターが十八人います。まだ出てないキャラの方が多い。どういうこと?
キャラクターがいなければ物語は成り立ちません。では、どうやってキャラクターを作っているでしょーか! これは人それぞれでプロットごとに様々だと思うのですが、折上は自分の性癖からキャラクターを作ります。
例えば折上は地雷系の服が好きです(自分では勇気がなくて着れない)。ただ普通の地雷女にしてしまうと面白みがないので、地雷系の服が好きな設定にして、性格は自分の書きやすい子にしよう。服が好きな設定にするならデザイナー志望がいいかな。そうなると、陰陽寮志望じゃない方がいいから、全く知識がない設定にしよう! みたいな感じでできたのが凛々花ちゃんです。
凛々花ちゃんなのですが、実はできたのは一番最後です。主人公だけど。うらのつかさシリーズは最初、主人公が決まっておらず、ストーリーも決まっておらず、何人かのキャラクターがいるだけでした。そんな中で一番最後に生まれた凛々花ちゃん。知識がなく、霊力が多いという設定から見事主人公に昇格しました。
はたまた変わって、「旦那さまは天狗さん」の主人公、幸岐。物静かで、心の中に闇を飼っている子が癖なので、どこか病んでるお淑やかな子にしよう。そうなると、斎はちょっと亭主関白気味で、幸岐の闇に気づいていないのがいいな。だんだんと幸岐の闇が露呈していく話にしよう! と、こんな感じでキャラクターとストーリーが決まりました。
このように、折上は性癖を元にキャラクターを作ることが多いです。主人公にしようと思って生み出すこともありますが、うらのつかさシリーズのように、キャラクターを一気に作ってそこから主人公選考をすることもあります。特にうらのつかさシリーズは、キャラクターが多くなってしまったあまり、主人公に据えて書きたい子が何人か出てきてしまったので、シリーズものにしました。
やっぱり、作者が動かす子なんだから、自分の好きな子じゃないと楽しくありませんよね。自分好みの子を作ることが、継続にもつながると思います!
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