そもそもなんのためにカクヨムコンに出るのか、という話

 気がついたら当記事も残すところ3回になりました。

 出たとこ勝負で綴っていたら、このところ「攻略」から話が外れてきたような気もするので、残りの回はもうちょっと攻略らしい話をしようと思います。



 で。

 ここまで当記事を読んでこられて、疑問を持った方は少なくないかと思います

 知名度があるわけでもない、カクヨム歴約9ヶ月(当時)の筆者が、どうやって中間選考突破のための★を集められたのか、と。



 ……一言で言ってしまえば一言で終わりなのですが、期間中は「読み活」をがんばっていました。

 主に短編賞参加作を読んでいましたが、読書データによりますと、期間中約300作程度読んでいたようです。

 読んで気に入った話には★レビューを、感想を言いたくなった話にはコメントを、どちらでもなければ読了の証としてハートを……のような感じで、ひたすら読んでいました。



「結局それかよ」と言われてしまいそうな話ではあります。

 とはいえカクヨム歴9ヶ月の筆者にとって、他に有効な手立てが思い当たらなかったのも事実で。

 カクヨムに来てみて最初に感じたのが「ここ、人気作や流行傾向以外だと、自作への導線がまったくないな……」でした。

 どうすれば自力で導線を作れるかを考えてみた時、「読んで跡を残すことで存在をアピールする」以外の手段が思いつかなかったのですね。


 ただその分、誠実な読み手であるようには心がけました。

 本当に気に入った話にしか★はつけていませんし、その際には根拠を示すべくレビューコメントも必ず添えました(読者選考最終日のみ、時間がなくて★だけになってしまいましたが)。最終的には、約30作くらいにレビューコメントを書いていたようです。

 心にないことをコメントしたりもしていません。



 もともと、当時の私がカクヨムコンに参加した目的のひとつは「新規開拓」でした。

 読み活を通して、好きな話や好きな書き手さんを見つけられれば万々歳。その結果、自作も多少読んでいただけたなら御の字……のような感じで、他の方々の作品を読んでいました。

 そこを見失わずにいられたから、期間中燃え尽きることなく駆け抜けられたと思っています。



 カクヨムコン期間中に限らずなのですが、リターンの評価を目的として読み回った結果、精神的に燃え尽きてカクヨムを去る、あるいは活動を縮小してしまう方々を非常に多く見かける気がします。

 評価目的で読み続けたり、心にもない評価を入れるのは精神的に非常に苦しいだろうと感じますし、いずれ破綻すると思います。



 ★を集める手段は「自分は何のためにカクヨムコンに参加するのか」をまず考えた上で、それに合った手段を検討するのが最良ではないかな、と思います。

 私の場合は新規開拓が目的だったので、読み活をしていました。

 他の目的であれば、それに適した戦い方がありそうに思います。カクヨム歴が浅いので、具体的に「この場合はこう!」とは思い浮かばないのですが……(すみません)

 ただ、すべてが終わった時に、たとえ受賞に至らなくても何か残るものがあるような、そんな活動ができれば最良だと思います。

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