短編賞受賞の妨げに「ならない」要素
筆者の受賞作「笑顔のベリーソース https://kakuyomu.jp/works/16816927861260911907 」について、カクヨムコン8短編賞で受賞の妨げに「ならなかった」要素がいくつかあります。
本作について「不利条件と思われがちだけど、最終選考においてはマイナスに働かなかった(少なくとも致命的ではなかった)」と考えられる要素を、3つ列挙します。
【1. 旧作でも短編賞を受賞できる】
ここでは、旧作=カクヨムコン開始よりも大きく前に投稿されたもの、とします。
作品ページをご覧になるとお分かりかと思いますが、「笑顔のベリーソース」の投稿日は2022/03/03です。
カクヨムコン8開始の約9ヶ月前です。
会員登録と同日に投稿したものなので、実は筆者のカクヨム処女作でもあります(笑)
それでも短編賞を受賞できましたので、少なくとも最終選考においては「コンテスト期間内に投稿された新作でないとダメ」ということはないと思われます。
【2. 他コンテストの落選作でも短編賞を受賞できる】
作品ページの参加自主企画欄に形跡が残っていますが、「笑顔のベリーソース」は当初「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト」へ応募し、落選しています。
それでもカクヨムコン8の短編賞を受賞できています。
カクヨムコン9特設ページのQ&A欄には「他コンテストの落選作を応募しても問題ない」旨の記載がありますが、明確な実例ですね。
もちろん落選時そのままではだめだと思いますが(「笑顔のベリーソース」は、カクヨムコン8短編賞応募にあたって2回大改稿しました)、きっちりブラッシュアップさえ行えば、落選作の再挑戦でも結果を出せるという証左だと思います。
【3. 同時応募数が多くても短編賞を受賞できる】
これはあまり気にしている人もいないかと思いますが、カクヨムコン8に近い時期に「カクヨムコン7短編賞ではX(一桁)作以上投稿した人は受賞していない」というようなデマを流していた人がいましたので……。
結論、全然そんなことはなかったです。10作応募しましたが短編賞をいただけました。
普通に考えて、期間内に運営サイドが短編賞複数応募キャンペーンをやるなどして多数投稿を促しているのに、応募数が多いからという理由で落とすわけがないんですよね。
変な噂を流す人もいたものだと思います。
【考察】
挙げたうち「旧作」「他コンテスト落選作」は、いずれも中間に向けて★を集める際は不利に働く要素だと思います。
旧作であれば初動の★はひととおり得てしまっているでしょうし、過去にコンテストで露出が上がっていればなおのこと。
ただそこさえクリアできれば、少なくとも最終選考においては、致命傷にはならないと考えられます。
筆者受賞作の場合は、会員登録と同時(=知り合いゼロ状態)に持ってきたカクヨム処女作だったため、カクヨムコン8開始時点ではあまり読まれていなかった……というのも、逆に良い方に働いたかもしれません。
読まれるポテンシャルがまだ残っていた、という意味で。
ともあれ。
旧作・他コンテスト落選作であっても、中間さえ通過できれば最終選考の俎上に上がれます。
諦めきれない過去作・他コンテスト落選作をお持ちの方は、ブラッシュアップしての再挑戦、大いにアリだと思います。
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