第5話 神の出会いの1分前

「そういえば、最近裏の森で魔素暴走が起きたそうですよ。」


「ほーん、危ないね。」


「いや、あんたの【fyekewetmanipulatie物理法則操作=Waartekracht toename重力増加】のせいですよ!なに他人事のように話してるんですか!」


「あ、やっぱり?でもさ、一様「自分の世界」とシャバの境界には結界みたいなのがあるはずなんだけど。この結界だって並みの奴よりは質がいいんだよ。それをさ、簡単に観測するとか。結構良い技術持ってんだね。」


「まあ、確かにそれはそうですけど。私が言いたいのはもっと自分の行動に責任を持ってですね、」


「はいはい、分かってる。」


「はぁ、本当に分かってるんですかね。」


「そんなことより、今日は俺らの体を成長させて修行すんだから。森に行って、よくわからん生物を殺して、戦闘経験を積むんだから。」


「はい、わかってますよ。今日は幸い母は市場に行ってますし、父はどっか行きましたし。やるなら今日だけですね。」


「おう、そういう訳だ。それじゃあ【Implementatie展開:Mijn Wereld我が世界, fysekewetmanipulatie物理法則操作=Tijdversnelling時間加速】これで、体が10歳くらいには成長したかな。よし、さっさと行くぞ。」


「はい、わかりました。」


ーーーーーーーーーーーーーー

裏の森、正式名称「トリムス混合魔獣発生地帯:北の森」にて

「ドストネウス!前で防御頼む!俺はこっちで「自分の世界」展開したら叩き潰すからそれまで持ってくれ!」


「はい!それにしてもこのパンテーラチグリスの奴!なかなかタフですね!そろそろ限界ですよ。まだですか?!」


「よし、行ける!こっちに引き付けてくれ!」


「はい!」


「よっしゃ、来たな!【Implementatie展開:Mijn Wereld我が世界, fysekewetmanipulatie物理法則操作=Atmosferischedrukval大気圧低下 】」


「あっ!結構弱ってますよ!効いてますね。」


「よし!じゃあお前首を切ってとどめをさせ!」


「はい!」


「ところでさ、誰か見てるよな。」


???「ビクッ!?」


ーーーーーーーーーーーーーー

???目線

今日は北の森でじじと一緒に植物採集なんだ♪久しぶりにここに来たから昨日の夜からワクワクしていて眠れなかったんだ♪僕が作りたい薬品に必要な植物があと一つ残っているから、今からそれを採りに行くんだ♪でも、かなりレアなモノだから結構時間がかかるかも。ま、今は目撃情報があった場所までの道のりをじじとの散歩として考えるんだ♪そしたら、詰まらないはずはないね♪

「ねえじじ、あとどれくらい?」


「そうですね、後20分弱というところでしょうか。」


「ふーん♪」


僕はいつも家にいるから、こうやって外に出て歩くというのは久しぶりなんだ♪だから、今はめちゃくちゃ楽しい♪途中でドルイベンの実とかを摘んで食べたいな♪


その時、巨大な魔素エネルギーを二人共感じとった。


「【gebruikvanmagie魔術使用:MagicEssencebarrière魔素妨害障壁】お嬢様!この中へ!」


「うん!分かった♪」


「…咄嗟に障壁を展開したのですが、もう感じませんね。さっき感じとった場所まで行ってみますか。」


「いいよ♪でも、危なくない?」


「…公爵家護衛騎士としての仕事です。」


「ふーん♪行きたいなら行くよ♪」


「それでは参りましょう。」



「あの二人ですかね。見た感じは10歳程。その年でパンテーラチグリスを倒すとは中々やりますね。ただ、パンテーララチグリスは絶滅危惧種なので魔獣愛護団体が黙ってませんが。」


「すっごいね♪」


「ところでさ、誰か見てるよな。」


バレた!?

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