第3話ガマグチ法師

ここで、バカレンジャーの給与に付いて説明しておこう。

給料は、毎月25日に支給される。

基本給は35万円。

しかし、採石場での爆発をぬってのバイクの運転には危険手当てがつく。

また、深夜での戦いには夜勤手当て、遠方での戦いには出張手当て、月一番の活躍をしたバカレンジャーには査定が付く。

また、住宅手当て、交通費が支給される。

5人のバカレンジャーは、県民税、雇用保険、厚生年金、財形貯蓄、組合費、互助会などの金額が天引きされ、月50万程の給与になる。

そして、年3回の賞与がある。

夏、冬、期末。

よって、5人の平均年収は800万円になる。

ある月の25日。緑レンジャーは通帳記入に銀行を訪れた。

ATMには、波風銀行とあった。緑レンジャーは気付いていない。

通帳がATMに飲み込まれてしまった。

近くに立つ銀行員が笑い始めた。

銀行員は変身した。

「罠に掛かったな?バカレンジャー」

「お、お前はガマグチ法師!」

ガマグチ法師は、銀行通帳を握りしめていた。

緑レンジャーは、ポケットの小銭を取り出し、

「ガマグチ法師!持ってけドロボー」

と、300円投げた。

ガマグチ法師はその300円を掴む為に銀行通帳を落とした。

すかさず、緑レンジャーは、通帳を取り戻した。

「し、しまった!私としたことが、300円にこだわり、4000万円の通帳を落とすとは!」

「ガマグチ法師、波風商社に戻って、恥を晒せ!」

「もはや、これまで!」

ガマグチ法師は、身体のガマグチ財布から、大量の小銭を吐き出し、自爆した。

ガマグチ法師は泡になり、小銭は警察に届けでた。

25歳で4000万円貯めている、緑レンジャーはヘルスに向かった。

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