第8話 討伐準備

 ボルケーノ王国を出国したルーシェ率いる兵士たちはハッタン王国に寄り、対魔王の新たな兵力として、国王フロスト率いる兵士たちの砲撃台を多数貸し出してくれた


 ルーシェ「これで...魔王を倒しに行けるね」


 ロイス「おそらくクライスは既に魔王の島に囚われてるはずよ」

 コロウ「まぁあいつなら大丈夫だ、すぐにくたばるたまじゃない」


 コロウ「で、この子なんだが」

 コロウの脚元に震えながら隠れるタロー


 コロウ「魔王とやり合ってる間馬車で待機する、ロイス、子守りを頼みたい」


 ロイス「はぁ!?嫌よ!」

 ロイスは拒絶するかのように嫌がった


 ロイス「私は魔王を殺すために派遣された魔法使いよ?アルタイル王が怒るに決まってるわ」


 コロウ「それでもこの子を一人にはできないだろう。頼む、ロイス。君にしか頼めないんだ」

 コロウはロイスに深々と頭を下げた


 ロイス「ちょ、ちょっと頭を上げてよ!わ、わかったから!」


 こうして、ついにルーシェたちは魔王のいる魔窟へと向かう

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