中学3年生・1学期-1

もうすぐ中学3年生になるという春休み。

あの人に階段から突き落とされた。




「え?」




ヤバイと思った時には遅かった。

あの人に突き落とされていた。






「あんた。はるかに何してるんだよ!!」

「見ての通りだよ?わからないのかい?その子が憎いだから、突き落としたのさ!」

「あんたなぁ!!」

「落ち着けよ!まずは、はるかを病院に連れて行くのが先だ!!」






鷹兄に抱き上げられ病院に。






**************




「んっ……ここは?」




病院?

何で病院に?

……。

あーあの人に突き落とされたんだっけ。




「確か、私あの女に突き落とされて……」

「……っっ!」




う"っ。

体中痛いし、目が……。





「はるか!目覚ましたのか?」

「鷹兄?」

「ったく、心配させやがって!」

「ごめんなさい。鷹兄!」

「どこか具合悪いか?」

「体中痛いし、すっごくめまいがする……」




それから。

私は検査してもらうけど異常なかったけど。

とりあえず一週間入院になった。





そんな、ある日。

日曜日のお昼すぎ。





鷹兄がやってきた。

いつも、休みの日はグーたらしてるのに。



「はるか、話しがある」

「何?」

「あのな……」





話って何だろ?

珍しく鷹兄真面目な顔してるし。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る