鳴上 空視点
私には最愛の彼氏がいた…保育園で一目惚れしてからずっと好きな人…
「ねえ!あきと!ちゅーしたい!」
「やだよ…はずかしいもん」
「やじゃない!するの!ちゅーー」
「…ちゅ」
「えへへ…しあわせー」
「あーコラッ…ここでそんな事しちゃいけません」
「せんせーごめんなさい…でもしたかったの…ちゅー…」
「空ちゃんは暁人くんの事大好きなんだねー」
「うん!すき!」
「そっかーじゃあ暁人くんの将来のお嫁さんは空ちゃんに決まりだね」
「うん!あきとのおよめさんになる!」
ーーー
ーー
ー
「暁人!したい!」
「あとで!」
「やだ!チュ」
「あー!また暁人と空がキスしてるー!」
「えへへ」
「相変わらずらぶらぶだねー」
「うん!将来結婚するんだからとーぜんだよ!」
ーーー
ーー
ー
「もう少しで中学生になるねー」
「うん」
「ねえ…わたしたちせーしきにちゃんとお付き合いしよ」
「うん、おれもそう思ってた」
小学生の頃まではほんと幸せだったなー……中学生の頃から私達の関係にヒビが入り始めた…
暁人がモテ始めた…暁人は目つきは悪いけど顔は整ってる方で身長は平均的だけど中学生とは思えない身体つきだった
寡黙で喧嘩も強かったから同中はもちろん他の中学のギャルからすごいモテた
ギャル達はすごく距離が近い……中には暁人の筋肉を直で触ろうとする奴もいた
私はギャル達を追い払っていたがそれでも私の目の届かない場所で暁人に近寄ってくる…
それがとても嫌だった…ずっと一緒だった暁人が他の女に取られるなんて事があったら私は絶対立ち直れない
だから私は暁人に女子とは絶対話すのは禁止にし男子も極力関わらない様にさせた
そしたら暁人が少し反抗してきた…私はその態度にイラついてしまい暁人に沢山酷い事をした…あまり記憶がないけど気づいたら暁人が鼻と口から血を出していた
その日以来暁人が少し冷たくなった…私が暁人を求めるとたまに嫌そうな顔をする様になった
でもまだ私とは愛し合ってくれているから大丈夫だと思って束縛は続けていた…そして高校2年生の時、最悪な事が起きた
暁人を寝取られた
暁人が私を呼び出したからデートのお誘いかな?って思って楽しみにしてたら…
「別れよう」
私は言葉の意味を理解出来なかった
「好きな人ができたんだ」
……私はその言葉を聞いた瞬間…狂ってしまった
そこから記憶は曖昧だけど薄っすらとだけど暁人と警察官…そしてあの女がいたのは覚えている…
あれから私は家に引きこもってしまった
死のう…死にたい…なんて何度思った事だろう
寂しい…寂しい…誰か……
私はインス◯を開き友達に相談した
(新しい彼氏作ればいいじゃん!空めっちゃモテるんだし!)
(サッカー部エースの國枝くんとかバスケ部の後藤くんとかのイケメンもいるし他にも色んな人が空を狙ってるらしいよ)
新しい彼氏……國枝くん…後藤くん…………オエッ
ありえない!ありえない!気持ち悪すぎる!
イヤだ……暁人以外に触れられたくない…
暁人だけ!触れていいのは!私は暁人だけの物!
絶対…絶対取り返す…
ーーー
ーー
ー
謝罪メッセージは沢山送ったけど無視、通話も駄目だった…お家にも行ったけど怒られた
もう…正攻法では無理だ……やっぱりあの方法しかないか…
私は暁人の家に監視カメラや盗聴器を仕掛けている…そしてすごい情報を手に入れてしまったのだ…
どうやら高校卒業しないとあの女と結婚出来ないらしい…最初は盗聴器から聞こえる暁人とあの女の会話に嫉妬心が爆発して病んじゃったけど我慢した甲斐があった
暁人を退学にさせればあの女と関係が悪くなるはず…ふふ
テキトーな男見つけて暁人にカツアゲされたって言わせよう…
そこからは早かった…暁人がお昼後に呼び出された…私もトイレに行くフリをして隠れながら暁人について行った
「もし、また問題を起こしたら退学だからな」
「どんな理由があれど問答無用でだ…わかったな、音村」
ーーー
んーやっぱ退学無理だったかー
でも次問題起こしたら問答無用で退学かーいい事聞いちゃった
あっ!いい事思いついちゃった!
この方法なら暁人が私の所に帰ってくるはず…
私は早速行動に移した…暁人を部室によびそこで脅して関係を持った……久しぶりの行為に私は興奮しまくっていた
暁人の弱いトコは全部知ってるから楽に快楽漬けにできた…暁人の顔はトロトロですごく可愛かった
何度も何度も何度も暁人を犯した…いっぱいナカに出してもらえたからすごい満足
明日から休日だ…部活の練習サボってこの土日は暁人を犯しまくろう
次の日私は暁人を部屋に連れ込み犯しまくった……土曜日はえっちしかしてない
暁人は逆正常位が好きでその体位をやっていたら途中で付き合っていた時と同じ様に抱きつき足を絡ませてきた……
もう少しで堕とせる…私はそう確信した
日曜日はデートをした…久しぶりのデートはすごい楽しかった…ティフ◯ニーのお店に行きペアリングも買っちゃった
その後暁人が持っている昔私にプレゼントしてくれたペアピアス片方を売ろうとしてる事を聞いた
その言葉を聞いた瞬間私は悲しくなってしまった…暁人は私との思い出を全て消そうとしてるんだ……そんなの絶対嫌
私は暁人に思っている事全てぶつけた…暁人は少し複雑そうな顔をしていた
全て打ち明けた……私の思いを……そして復縁のお願いの後にキスをした……
もしこれで駄目なら私はもう鬼になるしかない…監禁して一生私の側にいてもらう…
そんな事を思っていたけど嬉しい事に暁人が私を受け入れてくれた……久しぶりの強制なしディープキスは最高だった
その後は恋人同士だった頃の様にお互いを求めた……
ーーー
次の日…暁人と久しぶりに一緒に学校へ行った…登校中でも教室でも前みたいにイチャイチャできる…ほんとーに幸せだ
そしてお昼、暁人のために作った弁当を出したら喜んでくれた…暁人の嬉しそうな顔を見るとほんとーに幸せな気持ちになれる
弁当を食べ終わったら暁人がまた私の事を好きになり始めた事を打ち明けてくれた…私は心の中で狂喜乱舞した
だけどまだ暁人はあの女の事を好きらしい…絶対嫌だけど我慢してある提案をした
どっちも恋人にしよう、という提案だ…本当は私だけを選んでほしい…だけどここで焦ったらせっかくのチャンスを台無しにしてしまう…
今は我慢…いずれ絶対私だけの物にする…
暁人がすごい戸惑っている顔をしている…もう一押しかな
そして私は暁人への愛を囁いた……
それから私達は恋人同士になった…嬉しすぎてもう狂いそうだ
後はあの女を潰すだけ……あの女だけは許さない…絶対に…
もう私の勝ちは決まっている……なにせ危険日にあんなにナカに出してもらったんだ…妊娠してるに決まっている…
妊娠すれば二股はバレ高校も退学にもなるはず…
ふふ…楽しみだなーあの女が絶望する顔を見るのが
暁人…絶対…逃がさないからね
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