第2話 僕と真緒の疑問
皆が料理を平らげた頃、リオン事、母がひおりおじ様に抱き抱えられて運ばれてきた。
ぐったりな母に真緒が心配そうにかけ寄る。
「ママ!!、、大丈夫?」
母は、しんどそうながらも、ちょっと笑みを真緒に見せ
「大丈夫だよ。。ロイが綺麗にしてくれるから。。」
ひおりおじ様は、父に母を渡す。
母は、父達と比べても、かなり幼く見える。セト神様から言うと、全く成熟してはおらず、僕らと共に成熟していくんだとか。。
それも、父達の成長にかかっているらしい。。
僕は、父の側に行けば、父からは、
「心配するでない。暫し待てば、元気になる。」
そう言われ、いつものあの部屋へと父は母と共にこもった。。
真緒が気にしている。
僕は「大丈夫だよ。父さんが元気にしてくれるから。。」
真緒は頷いた。。
ジャン「ロイにしか、出来ない事だからな、心配いらないよ。大丈夫だ。
二人共・・・。」
そんな事は、度々繰り返された。。
そんなある時・・・
僕は真緒を通し、ある事を聞いた。
それは、僕らが普段気になり、疑問だった事だ。
真緒は、とある場での事がきっかけで、その疑問は浮き彫りになるのだ。
アリオス「真緒、出かけるぞ。
支度するんだ。 ジャン達が迎えに、来る。」
真緒「何処にいくの?」
真緒は普段は異世界の草原の世界にて、ケビン夫妻と一緒だった。
真緒の両親である、アリオスおじさんも母もこちらのご夫妻に育てられたという。
ジャン「迎えにきたぞ。」
ジャンおじさんとカイムおじさんが迎えに来た、そして、後を追いかけるようにひおりおじ様も。
ジャン「真緒は、初めてだな。
ヴィシュヌ様のお屋敷でお茶会があるんだよ。 真緒を是非にとな。」
真緒「お茶会?、、って?」
カイム「行けば、わかるよ。」
ひおりおじ様が真緒の手を繋ぐ。
すると、空いた方の手をアリオスおじさんが。
アリオス「じゃ、行ってくるから。」
ユリ、ケビンは、ニコニコと手を振っていた。
真緒が連れてこられたヴィシュヌ様邸宅は、女の子が正に好きそうな、色合い、雰囲気だった。
僕は、真緒とは常に繋がっていて彼女の目から、同じ風景が見えた。
広いお庭には、お花やら、草木で自然豊かな感じだ。
真緒のドキドキ💗と言う、緊張感が僕にも伝わる。
「やぁ、よく来てくれたね。
君が真緒ちゃんかな。 かわいい💞。」
ヴィシュヌ様が真緒達をお出迎えしてくれた。
庭では、既に始まっているのか、アリオスおじさんが到着した途端に、
女性達からの熱い視線と、キャーキャー💞💞と言う声に包まれていた。
どうやら、アリオスおじさんだけではないようなんだが。。
女性からモテる、僕らの父達なようだ。。
ヴィシュヌ「今日は、沢山のグループが集まっているからね。」
アリオスおじさん達は無理やりな感じで女性達に連れて行かれていた。
真緒はひおりおじ様と一緒に、あるご夫妻の元へ。
ひおり「サム、久しぶりだね。チコちゃんも。。」
サムさんとチコさんと言うご夫妻とひおりおじ様は、親しいのが伝わる。
ひおり「真緒だよ。父親のアリオスは・・・いつもの如くなようだな。。」
チコ「初めまして、真緒ちゃん。」
真緒も挨拶すると、
「リオンちゃんは?」と尋ねられた。
ひおり「いや、リオンちゃんは今回復中でね。。。」
チコ「相変わらず、仕事ばかりね。。たまには遊びに来て欲しいわ。。
真緒ちゃんだって、寂しいでしょ。」
ひおり「そうだね。。今度また、連れてくるよ。」
サム「なんか、二人本当の父と娘みたいだよね。。」
いきなりな、サムさんからの言い出しに照れるのか、
ひおり「俺も、我が子がいたらなぁって。。思ったりね。。」
真緒はびっくりだ。そんな話は初めて聞いたようで。。
すると、サムさんの周りに小さな子供が現れた。
女の子なようだ。
真緒は思わず「かわいい💞💞」
小さな女の子は、チコさんに抱っこされる。
ひおり「いいねぇ。。女の子かぁ。。俺も子供欲しいなぁ。」
チコ「ひおりちゃんの子供なら、誰と結ばれるのかしら?」
すると、慌てた様子で
サム「うちの娘は駄目だよ!!」
チコ「なんで? リオンちゃんとひおりちゃんの子供だよ。」
真緒はただ、ずっと聞いていた。
サム「だって、リオンちゃんの子供だよ、、、そんな、、使命が重いに決まってるじゃないか!!
それに、、リオンちゃんみたく、ひおりちゃんの子供も真緒ちゃんが相手になるかもだよ。」
真緒は「え!?」となっていた。。
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