『ハート・オブ・シティ』 中の11号


 『ふんふん。なる。ふーん。なるほど。』


 あねがさばあは、ひとり、ぶつぶつ言っている。


 何もしらない人が見たら、作者みたいな怪しい人に見えるだろう。


 『なんか、解ったか?』


 『しっ。だまって。』


 あねがさばあは、警部補を遮った。


 『くそ。つまらん。幽霊の事情聴取みたいだ。』


 赤血警部補は、そのように、毒づいたのである。


 まあ、いつものことではあるが。


 『たいへんだよ。』


 『なんだあ?』


 『たいへんだ。岩盤さんは、人間を起爆剤にして、自らを破壊しようとしているらしい。』


 『はあ? なんだ、そりは?』


 警部補は、さっぱり解らなかった。



        🤯 😡💣️⚡


 


 


 


 

 

 

 

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