流行と快楽

僕は買った。ある有名な漫画の最新刊を。普段パジャマにしている1年生の時のクラスTシャツと、僕よりかなりふくよかな人に適しているであろうサッカーのゲームパンツを着て。宵闇の中因縁のコンビニチェーンに向かって。


僕は流行にそこまで敏感では無い。若者に流行ってる曲や文化を知らないし、クラスでの話題にも入れない。だがそんな僕でも、自分の好きな漫画とならば話は別だ。流行にだって乗るし、快楽を貪る。


知る事によって得られる快楽が、僕は大好きだ。だから読書もするし音楽も聞くし動画も見る。利己的ではあるが、知っている自分も知っていくという概念も大好きだ。


夜道を早足で駆け抜けて家に座り込み、そしてこうやって書く。早く読みたいと思いながら。


我慢出来ない、読んでくる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

片田舎スクールデイズ。 タービン(道路歩行者) @Ta-bin15

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ