美しい情景描写で、いつのまにか惹き込まれていました。

物語の中にまるで自分がいるような気持ちになれる、そんな作者様の素敵な描写にキュンとしたり、ドキドキが止まりません。
登場人物の動きや光景が目の前で映像のようにみえてくる、ひとつひとつの言葉を丁寧に描き、キラキラとした文章から感じる心情はわずか七千文字程の短編とは思えない満足感があります。

ふたりが星空を眺める姿、そして見つけたのは――。
柔らかな恋心の表現が幸せな気持ちをくれる、読後感でした。